子連れ旅行温泉日記

雪見露天風呂紀行【榛名湖日記8】4-1


1.どうするどうする?

四日目 2003年12月29日(月)

 今日はスキーに行こうと思っていた。
 いやいやスキーというと誤謬があるかもしれない。
 何しろ我が家はもう何年も板をはいていないのだ。毎回毎回子供たちと雪遊びで終わってしまうのである。
 カナは去年スキースクールに入れてみようと思ったが、本人が嫌がったりスキー場で体調を崩したりして、なかなか機会が無かった。
 今年はレナも4歳になったことだし、何なら姉妹でスクールに入れるのもいいなと思っていた。

 だが初日の万座でも尻込みしていたカナに昨日改めて聞いてみたところ、絶対スクールに入りたくないと言うだけでなく、スキー場にも行きたくないと言いだした。カナの性格から、これはスキー場で雪遊びをするのも嫌だというわけではなく、スキー場に行くと無理やりスクールに入れられてしまうのではないかという恐怖からそう言っているだけだというのは親はよく判っている。
 去年プラスチックのパンダスキーをはいただけでも怖かったのだ。親と離れて知らない人にスキーを習うなんて、怖がりの彼女には耐えられないらしいのだ。いくら仲良しの幼稚園のお友達は4歳からスクールに入ったよと言っても聞かない。


車の屋根の上にまるで林みたいに生えてきた氷 車のガラスにも結晶
よく冷えた榛名湖の朝だった


 スキー場に行くなら草津かなと思っていた。
 本当は2月にわかさぎ釣りに来た時に草津と思っていたけれど、どうもその雲行きも怪しくなりつつあるので、行かれる時に一度でも草津に行きたい。

 その反対に、スキー場に行かないなら草津は無しだ。
 スキー客で混雑している草津に、パパは決して近づかないだろう。

 どうするどうする?

 昨夜の天気予報では、今日は晴れてとても暖かくなるはずだった。
 だが朝起きたら、4日目にして榛名湖は初めての曇り空。ますます判断が難しくなる。
 その上、スキー場に行くなら早起きしようと6時半に携帯電話のアラームをセットしていたのに、あまりに眠くて起きられなかった。出発の準備が整ったのはようやく10時近く。
 行くか…行かないか…。

 といいつつも、お気楽我が家は結局、草津に向かって遅いスタートを切ったのだった。




4-2.榛名山北麓を行くへ続く


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