子連れ旅行温泉日記
今度こそ紅葉の温泉を探せ 榛名湖日記7 2-4
4.赤城のお祭り、ふれあい祭り
いかにも村内の交流イベントという感じで、規模はかなり小さい。パパはもっと大きいものを想像していたようだが私はほぼ想像通りだった。
ヘリウム風船を持っている人が多かったので、カナとレナにも風船がもらえるかと思ったが、どうも既に出払ってしまったらしい。学校の校庭ほどの広さのスペースには出店など並んで、古着を売っていたりインターネットの体験コーナーがあったりする。体育館の中もイベント会場で、1階は地元の出し物と作品展示場になっており、2階に体験コーナーのようなものがあるようだ。
ちょっと靴を脱いで2階に上がってみよう。
文化財コーナー・みみずく土偶のキーホルダーづくり?
みみずく土偶? なんだそれ?
のぞいたら、どうぞどうぞと薦められ、空いた席につく。
粘土を渡され、パパはカナと、ママはレナと、係りの人に言われるままに捏ねていると、何やら妙ちきりんな頭飾りをつけた土偶の押し型が配られた。これに粘土を押し当てて、土偶を写し取るらしい。捏ねすぎると張り付いて取れないからと言われ、適当なところで型を取る。それから型からはがし、カッターで好きな形に周りを切り取る。カナは切り取ったあまりの粘土でもう一つ小さいのを作った。
そこまでできたら後は係りの人がアルミホイルに乗せて金具をつけ、ホットプレートで焼いてくれる。40分ほど焼いたらキーホルダーの出来上がりだ。
文化財とあるから、たぶんみみずく土偶というのは赤城村の誇る文化財なのだろう。それを模したキーホルダーを村民に手作りしてもらうことで、文化財を身近に感じてほしいということか。
…それにしてもみみずく土偶とは、渋すぎるよ(笑)。
初めての体験にカナとレナも結構喜んだ。
さあ、君も一緒に赤城村文化財「みみずく土偶」のキーホルダーを作ってみよう
上から順番に作り方だよ
ホットプレートに並べてくれているおじさんの手元を真剣なまなざしで見ているカナとレナ
他にも麻紐細工とか細長い風船で動物を作るバルーンアートのコーナーなどがあった。
麻紐は綺麗で、カナに見せたらやりたがるだろうなと思ったけど、人気があって席が空かなかったからバルーンの方に行ってみた。
担当しているのは中学生か高校生ぐらいの大人しそうな男の子だ。
作らせてくれるんですか?と聞くと、ウサギとイヌができますと答えた。カナはイヌ、レナはウサギが良いという。それぞれ自分たちで風船の色を選んで膨らませてもらうと、早速動物の形にねじって作っていく。男の子がレナのウサギを作ってくれるというので、ママが説明を聞きながらカナのイヌを作ることになった。
ところが…
パンッ!!
途中でレナのウサギが破裂してしまった。風船が割れるのが怖くて、よく妹のレナにいじめられている6歳のカナは、恐怖のあまり跳んで逃げてしまった。
レナのほうはけろりとして、別の色の風船を選んでいる。結局カナとレナは同じピンク色の風船で、希望通りのイヌとウサギを手に入れた。
40分は長いと思ったが、バルーンアート体験などしているうちに過ぎてしまった。焼きあがったみみずく土偶をお土産に帰ることにした。たくみの里には寄らなかったけど、それより面白い体験ができたかもしれない。
係りのお兄さんが風船を膨らませてくれているところ
ちなみに、この水色のはねじっていく途中で割れてしまった
地元の人しかいないような、そんな赤城村ふれあい祭り