12月29日(日)
昨日は朝4時起きで、見た目たおやかでも芯の強い侮りがたい温泉をみなさんに教えていただいた上、夜も日記など作って送信していたら、夜も11時を回ってしまった。
そんなわけで今朝は朝寝坊。起きたらもう8時半だった。子供がいるとあんまり朝寝坊ってできないから貴重かも。
今日もいいお天気。昨日のような怖いくらいの青空じゃなくて、白い雲がぽかりぽかり浮いている。
施設の管理人さんが、入り口につもった雪を使って小さなソリコースを作ってくれた。昨夜の宿泊客は私たちのほかに一組だったらしいから、このコースは私たちのために作ってくれたのかも。ありがとうございます。
怖がりカナは例によって、絶対滑ろうとせず。
レナはソリを持ってくる前からはしゃいでお尻で滑りそうになる勢い(笑)。
せーの…ずざざざざーっ。
さあ、今日は何処へ行こうか。
伊香保の地図を見ると、伊香保ロープウェイの終点に、伊香保ハイランドスケートセンターというスケート場があるらしい。出発前にネットで調べたが、大きな大会が開かれるような設備が整ったスケートリンクであることは判ったものの、営業シーズンなどの情報は得られなかったので、一般客に開放しているのかどうかよく判らない。
ロープウェイを使わずとも、車でアクセスできるらしいのでとりあえず行ってみた。
…しかし、近々開催されるらしい群馬国体の看板があちこちにかかっているだけで、満車状態の駐車場も観光客の車では無さそう…。リンクで滑っているのも練習中の選手ばかりみたいだったので、スケートはあきらめることにした。
スケート初体験の子供たちはちょっと期待していただけにぶつぶつ文句を言っていた(笑)。まあ、今度どこかのリンクに連れて行ってあげるから。
振り出しに戻ってしまった。
他にこの近辺で子供と遊べそうな場所と言うと…。
で、やってきました。伊香保ミュージアムタウンおもちゃと人形博物館。
こう寒くてはグリーン牧場だのスカイランドパークだのに行く気になれないし、前回の
伊豆旅行で伊豆テディベア博物館で子供たちは結構喜んでいたので選んでみたのだが…。
伊豆と同じで入り口には巨大クマの乗ったクラシックカーがお出迎え。
可愛いテディベアが所狭しと並んでいる。このあたりまでは伊豆テディベア博物館と同じ感じ…。
でも…なんか変だぞ。
伊豆がトイレまでアーリーアメリカンなアンティーク調に統一してあったのに比べて、こちらはどうもごちゃごちゃといい加減な感じがある。要するに無節操なのだ。
テディベアオンリーの博物館ではないので仕方ないが、テディベアコーナーにもベアでないものが混じっていたりする。
テディベアのコーナーが終わると、いきなり昭和初期の町並み再現コーナーになる。おや、居酒屋の前においてある自転車の上に何か黄色いものが乗っているぞ。拡大してみよう。
ケロリン桶でした(爆)。
展示してある古風なスクーターの上で記念撮影。
アトムとか、鉄人28号の玩具なども並んでいる。アトムは知っているけど、あとは子供たちにはさっぱり判らないようだ。パパがこれは大人のほうが喜びそうだと言う。
さて、ここはベアと並んでキューピーも売り物らしい。
入り口でキューピー人形をくれて、それを自分たちで絵付け(油性カラーマーカーで色塗り)できるコーナーがある。
かっこよく絵付けできたものは、展示してくれるらしい。
早速カナとレナもトライ。
見てください。この真剣な顔。芸術作品を作っているのでしょうか?
そしてその出来栄えや如何?
ぎゃー!!
もちろんレナも姉に負けずに真剣。
「レナだってかっこいいの作るよ!!」
果たしてどんな作品が…。
ぐわっ!!
夜中にうなされそうな作品二連発、ありがとうございました。
ちなみに伊香保ミュージアムタウンは、県道15号線沿いの水沢にある。
水沢と言えば水沢うどん。
讃岐うどん、稲庭うどんと並ぶ三大うどんなのだとか。何度も榛名湖に来ていながらまだ一度も足を運んだことがなかったのだ。ちょうど時刻もお腹が空くころ。お昼は水沢うどんできまりだね。
水沢うどんは水沢観音の水沢寺の参拝客に振舞っていたうどんが有名になったものらしい。水沢寺の参道に11軒が店を連ねているそうだ。
ガイドブックを見ながら選んだのは「三枡屋」。駐車場が5台しかないところが小規模で気に入ったのだが、残念ながら今日はお休み。
次に目に付いたのは三枡屋の向かいにある「始祖 清水屋」。ここは水沢うどんの店の中でも最古参で、駐車場も20台と手ごろなサイズ。店によっては100台分の駐車場を備えているところもあるので規模はそんなに大きくない。
軒下にはうどんがひらひらと干してある。がらがらとドアを開けると、ガラス張りの奥で何人かの従業員が手でうどんを捏ねたり切ったりしているところが見える。
ここはメニューにシンプルなうどんしかおいておらず、大盛り、中盛り、小盛りの区別があるだけだ。子供たちにはお願いしなくても子供用の器とスプーンフォークを用意してくれた。座席も座敷席もあって使いやすい。
特製の甘みの無いごまだれをつけて食べる。
す、すごい歯ごたえ。きりりとして美味し~い。
ゆですぎたふにゃふにゃうどんとはまるで違う。シコシコっていうのはこういうことね。うどんというよりこの歯ごたえはパスタに似ている。しゃっきり切り口の角がたった味のあるうどんだ。
なんとカナは、たれもつけずに、うどんだけそのまま、子供茶碗に二杯も食べちゃったよ。
次に立ち寄ったのは、水沢からちょっと下ったところにある群馬まいたけセンター。
今夜はホットプレートで肉や野菜を焼く予定なので、付け合せにまいたけが欲しいところ。
ここは工場見学やまいたけ狩りもできるらしいけど、今日は買い物だけ。
そのあとはどこの温泉に入って帰ろうか…。
せっかく吉岡町に来たのだから、吉岡の温泉に入って帰ろう。
本日の温泉はこちら。
よしおか温泉船尾の湯 リバートピア吉岡。
背後に風力発電の風車が回っている。ちょっと青森の黄金崎不老ふ死温泉を思い出す。それだけ風の強い立地条件なんだ。
ここは温水プールもあるけど今日は水着を持っていないので、真っ直ぐお風呂へ行ってみよう。
内湯は細長いつくりで、露天風呂に面している。露天風呂は不思議なつくりで、二つに分かれている。
内側の広い露天風呂は、外に面した部分が前面ガラスのついたてになっている感じ。だから頭上だけが開いたガラス箱の中で入浴しているみたい。
ついたての向こう、本当の外側に小さな浴槽がひとつあって、最初は誰も入っていなかったので使っていないお風呂なのかと思ったが、ひとり、ついたてを開けて出て行った人がいたので、それで初めてあれも露天風呂なのだと判った。
お湯はわずかに緑がかった黄色。にごってはおらず、わずかに細かい湯の花が浮いている。刺激はなく、ちょっときしっとくるが、やわらかい。
一番吃驚したのはこの臭い。すごくいい匂いなのだ。ちょっと天神の湯の匂いに似ている。でももっと強くてフルーティだ。機械油が少しと、あと柑橘系の油の匂い。うーん、どこかで嗅いだことが…リモール、リモネン? 主婦的表現で行くと、そう、おうちでドライクリーニング溶液(笑)。
入浴中の画像は男湯でカナが写っているが、私はレナと女湯だったので、一番外側の露天風呂で長湯をしてしまった。
…たぶんそこの浴槽で入りっぱなしで30分以上湯につかっていたと思う。内湯やもうひとつの露天風呂も含めると40分近く入り続けていたことになる。三歳ぐらいの子供を連れて、こんな長時間入りっぱなしというのは、子供を連れた親なら判ると思うが、結構尋常でないと思う。
それだけ子供が気に入り、かつのぼせない湯なのだ。
レナ自身は入りっぱなしではなく、出たり入ったりを繰り返していたが、最後まで上がろうとはしなかった。嫌だというのを無理やり上がらせたのだが、まだまだ入っていたかったようだ。
ちょうどリバートピアが大のお気に入りという地元の方が同浴してらしたので、群馬の穴場紅葉情報などいろいろ伺うことが出来た。来年は紅葉の時期にきっと遊びに来よう。
お風呂から上がったらお約束のソフトクリーム。
子供たちに二人でひとつのバニラ、ママがキャラメル味と思ったら、両方取られてしまった。
しかもカナは早々にリタイヤしたと言うのにレナときたら…
両方レナの!! ママも食べちゃ駄目!!
榛名湖へ戻る道も綺麗な夕焼け。眼下に見える町並みも綺麗だ。
さあ、明日はスキー場に行ってみよう。目指すは草津!!
つづく