子連れ旅行温泉日記の目次子連れ旅行温泉日記

榛名湖日記アンコール2-5


5.塩と油

 群馬温泉は割りとお湯のいいセンター系というイメージしか持っていなかった。
 実際に行ってみると、高崎や渋川から出ている路線バスも着く、かなり大きな日帰り温泉だった。
 駐車場もほぼ満車だ。春休みの土曜日なので、家族連れも多そうだ。パパ曰く、明日の梅の里マラソンの出場者も来ているんじゃないか。確か3,000人くらい全国から集まると、梅干売りのおじさんも言っていた。前日からこのあたりに泊まっている人も多かろう。

 料金は通常大人3時間500円だが、土日割り増し分を群馬観光イベント特集のクーポン券でやっと平日料金まで割り引いた。昨日なら26日でフロの日ということで半額だったと、実は夕方、takayamaさんから電話で聞いた。

 混雑している中をくぐって浴室へ向かう。
 カナとレナはママと女湯へ。
 脱衣所のロッカーもぎっしりだが、ベビーベッドなどはちゃんと備え付けてあった。
 下駄箱のロッカーがコインが戻るタイプだったので油断したら、脱衣所のロッカーはコインが戻らなかった。ううむ、ちょっとせこいぞ。


やすらぎの湯、外観。
路線バスの停留所もある大きな日帰り温泉だった。 中央の湯船はかなり熱い。


 お風呂は見たとたん、子供たちがはまりそうだな、と思った。
 カナとレナのはまる温泉には共通の傾向がある。
 まず温めの塩泉。露天風呂があること。さらに露天風呂は岩風呂か雪見風呂で、家族向けのセンター系かあるいは他に人のいない貸切状態。何故かお湯の色が黄色っぽいところもはまりやすい。但し、濁り湯は駄目。色がついていても透明感のあるお湯が好きなようだ。

 中央に熱めの浴槽。周りに洗い場と温めの浴槽。温めの浴槽の一部に打たせ湯と圧注浴。隅に水風呂と足湯。外には庭園風の露天風呂もついている。

 カナは最近、自分で洗う。
 4歳のレナは親に洗ってもらう分、先に洗い終えてさっさとお風呂へ。この時点で親はまだ自分を洗い終えていない。
 レナは小柄なので脱衣所でも2、3歳と間違われていたが、お風呂でもよっこらしょと後ろ向きで入るのを見て、あわてて他の人が手を差し伸べてくれた。

 放置しておいた緑茶みたいな濃い黄色のお湯だ。温めの浴槽は41度に調節してあり、油系の臭いがする。柑橘系のオイルよりもっときつい、機械油の臭いのようだ。
 湯口からは源泉が出ていて湯のみがおいてある。味は薄い塩味。まったりした油っぽさが口の中に残る。
 いかにも塩と油~といったお湯だ。

 温めの浴槽ではそれほど感じないが、高温浴槽ではにゅるにゅる感もある。湯の中でにゅるにゅるとして、出てぬれたまま腕などこするとオイルっぽいぬるぬる感がある。



2-6.やすらぎの湯の露天風呂へ続く


榛名湖日記アンコール 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME