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◆◇夏休み函館紀行◇◆
母娘函館観光旅行記

22.カフェまるせん






 今夜のお楽しみ。
 それは何と言っても温泉パン。
 帰り道くたくたになって歩きながら、頭の中は温泉パン温泉パンとぐるぐる回っていた。
 今朝、湯の川温泉まるせんを出発する前にカフェまるせんで取っておいてもらうよう頼んでおいた温泉パンが待っているはず。







 CAFE MARUSENの内装は洒落ている。
 クラシカルな和と洋がそれぞれ収まるべきところに落ち着いているようなそんな印象はまさに函館そのものだ。

 ディナーとしてメインディッシュが肉か魚か選べる1,500円のメニューもあるが、このガレット780円というのが気になる。
 ガレットと言えば自分がイメージするのは、近所のパン屋に並んでいる厚みのあるコインのような円柱形をしたバターたっぷりの焼き菓子だ。だからここでいう食事メニューのガレットというのはなかなかイメージできない。
 温泉パンもあるのでコース料理は重すぎると判断し、結局娘たちはチーズとハムと卵のガレットを、チーズ苦手な私はサラダと温泉卵のガレットを注文した。

 出てきたサラダと温泉卵のガレットは・・・勝手に焼き菓子サイズをイメージしていた自分はその大きさにビックリ。
 そば粉のクレープを皿代わりに、ものすごくたくさんの具が乗っている。たっぷりの野菜には温泉卵をからませ仕上げにサフランとドレッシングで飾ってある。
 うわーっ美味しそう。
 で、でも小食な自分はこのガレット+温泉パンはとても入りきれない。

 一方チーズとハムと卵のガレットはまた雰囲気が違った。
 こちらはクレープ状のガレットが具を三方から包むように折りたたんでいて、ピクルスと粒マスタードが添えてある。

 結局美味しくガレットをいただいてお腹いっぱい。
 赤い紙袋に入れてもらった温泉発酵パンは部屋に持ち帰って明日の朝食していただくことにした。


店内が薄暗かったのであまりきれいに撮影できなかった



 ここで話はちょっと変わるが、私はかなり国内いろいろなところを旅して、まあtwitterは真剣に始めてそんなに長くないんだけれどもネット歴自体はかなり長くて、それでも旅行者に最も親切(いろんな意味で)だった場所はどこかと問われたら、ダントツで今回の函館だったりする。
 twitterでまず函館空港に降りる飛行機からの眺めが面白いとつぶやけば、それはね、とすかさず知らない方が合いの手を入れて下さる。
 急坂ばかりで雪が降ったらどうやって車が登るんだろうとつぶやけば別の方がロードヒーティングというものがあってねと教えて下さる。
 路線バスに乗ればバスカードがいいよとか、降りる停留所はこっちが便利だとか。
 さらにまるせんに泊まるとつぶやいたら、まるせんはお湯がいい、そしてSさんという方がいると思うから良かったらよろしく伝えて・・・と。
 全部それぞれ教えてくれたのは別の人なんだ。
 それもtwitterに限って言えばこの時点でフォロワーとかではなく、本当に流れるTLからたまたま見つけて拾い上げてくれた人たちばかり。

 カフェまるせんでSさんという方はいらっしゃいますか?と伺うと、すぐに呼んできてくれた。
 それは昨夜チェックインの時に手続してくれた人で、その時はクールな感じでとっつきにくいのかなという印象を持ったのだが、話してみると全然そんなことはない、逆に気さくでとても親切な人だった。
 その親切さは食事を終えて、部屋に戻ってからもっとよく判った。





 何がおきたかというと、部屋のテレビが映らなかったのだ。
 なんだかどのチャンネルもざらざらと砂嵐状態になっていて、ときどき音声は聞こえるけれどまともな映像が映らない。
 できればロンドンオリンピックが見たかったんだが。

 フロントに電話するととんできてくれたのはSさんで、あれこれいじってどこぞを初期化したりいろいろしてくれたのだが、結局NHKは映らず、民放だけは回復した。
 Sさんは何度も謝ってくれたが、観たい試合は民放だったので全然問題無し。
 このときSさんといろんな話ができた。
 函館のことがもっともっと身近に感じた。

 Sさんのことはtwitterで教えてもらったと言うとSさんはびっくりしていた。
 教えてくれた人のtwitterのアイコンを見せたらSさんはもしかしてと思い当ったようだ。

 「こんな風につながるって不思議ですね」とSさん。
 こんな風に人と人が見えない糸でつながっていく。本当に不思議で楽しい。

4-1露天風呂の戦いと温泉パンへ続く


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