既に駐車場はかなり埋まっていて、それは想定内だったので良いのだが、10時オープンだとばかり思っていた営業時間は、ゴールデンウィーク中に限り9時半からとなっていた。
そんなの公式サイトにあったっけな? 気付かなかっただけかなと思いながら、とにかく既に空いているなら待つ必要は無いと中に向かった。
星音の湯はとても洒落た外観で、門から玄関までのアプローチはちょっとした植え込みがあって和風庭園のようになっている。
三角屋根の建物の内部も小奇麗にまとまっていて清潔だ。
オプションで柄物の浴衣なども選べる。
しかしゴールデンウィークと言うことも有り、受付は少し混雑してあまり手際のよい感じは受けなかった。
館内は受付を正面に、右手に行くと休憩室が、左手に行くと浴室があるようだ。
浴室に行く途中に何故か紫水晶の飾られた露天の足湯などもあった。
星音の湯の浴室は岩風呂の月と桧風呂の星が週替わりで男女で入れ替わる。
この日の女湯は岩風呂だったので、月の湯の方だったようだ。
特筆すべきはやはりこのにゅるにゅるとした肌触り。
たぶんそうだろうなぁと予測していても改めて驚くほど。
あまりににゅるにゅるとするので、湯上がりの肌がまるでオイルをひいたようになっているほどだった。
かなり混雑した中での湯浴みで、加熱濾過循環だから致し方ないが消毒の臭いもあるが、それでもこの肌触りだけで温泉らしさが味わえる。
箱庭のような天頂だけが開いた露天風呂のスペースには、複数の浴槽と、ところどころには休むに良いベンチもあった。
奥の方にある浴槽は入浴剤で蛍光グリーンに染まっていて、その色にカナなど驚いていた。
雲はまだ多いものの雨上がりの青空はまぶしく5月の日差しは強い。
露天風呂の傍に植えられたツツジの花に行きかう羽音。
やっと連休の旅行らしくなってきた。