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■奥秩父日記2■4-5


5.にゅるにゅるなのは鰻か温泉か?

 さて、そんなこんなで時間を使ってしまったので、3時間半のタイムリミットまでどれだけ残っているか判らなくなってしまった。
 ここはぬる湯だから、どうせ子供たちは長湯するに違いない。何時までに出ればいいのか判らないと落ち着いて入っていられないだろう。
 カナとレナに男湯に行かせた。
 パパに何時までに出れば間に合うのか聞いてきてもらおうと思って。
 しかし不甲斐ない二人はすぐに戻ってきて「パパいなかったよ」
 いないわけないだろうが。
 ママはいくら何でも男湯には入れないよ。
 ちょうどそのとき出てきたおじさんが、「露天風呂の方にいるんじゃないのか?」と言って下さったので、カナはもう一度見に行った。
「あのね、4時までだって」

 ようやく浴室に入れた。
 何だかお風呂までのアプローチが長かったな。
 鰻屋が本職とは思えない広々としたお風呂で、ただ平日昼間でもかなり沢山の人が入浴していた。
 内湯は二つに仕切られ、大きい方が36度の非加熱源泉。小さい方が42度の高温浴槽、こちらはぼこぼことジャグジーもある。
 露天風呂は大きな岩のお風呂38度の他、樽風呂やサウナ、ミストサウナなど。
 とにかく全部微妙に温度を替えてあるのがなんとも言えない。




 やっぱりまずは源泉でしょ、と、36度に体を入れると、最初は僅かにひんやりするが、不思議としばらく入っていると、まるで何にも入っていないような気がしてくる(意味判ります?)。
 体とお湯が一体化しているというか、空気のように感じるというか。体温ジャストのお湯ってこんな感じなんだ。
 色は透明度のある琥珀色で、とにかくにゅるにゅる度が凄い。一昨日の大滝温泉も目じゃない。もう、ハイターか水酸化ナトリウム(また極端な)を触った後みたいに湯中で指先がにゅるるんにゅるるんとする。
 そのくせぬれた腕をこすったときのすべすべ度はそれほどでもない。乾いてくるとむしろ汗も掻かないのにべたべたする。
 臭いはごく淡い。強いて言えば薄くウィスキーのような・・・でもあまり判らない。
 掘削自噴の湯は、とにかくどばどばと掛け流されている。流れていくさざ波を見ているだけで何だか贅沢な気になる。

 何故かここはカラータオルが多い。
 温泉タオルと言えば、白に旅館名などが入っているものが一般的だと思うが、初花の浴室で見かけたおばさまたちは、何故かみんな、赤やオレンジや黄色や緑のタオルを手にしていた。
 もしかして流行なんだろうか?? 


脱衣所を出たところにある飲泉スペース
次はペットボトル持参か? 初花の入り口からの眺め




4-6.ワインを買ってこれでおしまいへ続く


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