Engadin page 2

シルスマリアの光と風

何故この町を選んだのか。それはその美しい響きに引かれて…


道路を横切る牛の群  ポントレジーナを出て、シルスマリアへ向かう。
 途中、牛の群が道を横切る。
 いかにもスイスらしい風景。

町のすぐ後ろに険しい山々が迫る
 何故、シルスマリアを選んだのか。それはその美しい響きに引かれて…。
 聖母の名や、トールキンのシルマリルリオンをイメージさせるその名を冠するものは、
きっとアルプスのふもとにある、宝石のように美しい町…。


 エーデルワイスの名のホテルで、ラベンダーのスープを飲んだ。
 本当に強いラベンダーの香りがして、不思議な味だった。

 整然と並ぶ家並みを抜けて、道の先には何が待つ? 
メインストリートを抜けて…


湖にたどりつく
 青い空と白い雲
 黄色い野の花の向こうに広がる湖
 風の中、立ちつくして、スイスにはこんな風景もあるのだと
 夏の終わり、大気はひんやりとして、少しだけ旅に疲れた心を透明にしていく
花の中を黄色いポストバスが行く…

これから馬車に乗って、フェー谷を訪ねます(近日更新予定)

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