タリーの町に戻ると、少し雲が増えてきた。
朝ご飯もろくに食べられなかったのでみんなお腹が空いている。
この町は建物の屋根のシルエットなどクラシカルで雰囲気がよいのだが、ストリート自体は気軽に観光客が歩くには少し不穏な雰囲気がある。
たぶん果物の収穫シーズンのみ働く季節労働者が多いからではないかと思う。
一昨年入って人形の洋服を買ったおもちゃ屋さんのショーウィンドーが割られていた。
投石でもされたのか放射線状にひびが入っていてテープで補修してあった。
まずはいつものバニヤン・ショッピングプラザのIGAでショッピング。
もう生鮮食料品は必要ないから主に日本に持ち帰るためのお菓子類。ここはTimTamの種類も豊富だし、他にもいろいろなものが売っている。
明日の帰国日、時間があれば
スミスフィールド・ショッピングセンターに寄るつもりだが、まだどうなるかちょっと判らない。ここで必要なものを買ってしまおう。
ティーツリーの石鹸に、ティーツリーオイル。
バケツ入りの蜂蜜。
レナはこれも買っていい?と見るからに甘そうなキャラメルとナッツのお菓子を指さした。
タリーのメイン通りの一角にシーフードショップがあった。
空腹のレナがぐずぐず言うのをなだめながら歩いていたので私は店内には入らなかった。
パパとカナだけが入って直ぐに出てきた。
「レストランじゃなくて売っているだけだった。でもカードウェルや
ミッションビーチのシーフードショップと違って生ものを置いていたので今度買いに来よう」
そう、今探しているのは、食材を売っている店ではなくすぐに食べされてくれるレストランかカフェだった。
タリーではなかなかこれという店が見つからなかった。
仕方なく私たちはミッションビーチまで戻ることにした。
ミッションビーチのメインストリートに行けばランチを食べられるカフェがよりどりみどりだ。