オーストラリア人は浴衣が好きだ。
外国の人はみんなそうかもしれないけど、如何にも「日本」というエキゾチックな衣装にとても興味があるみたいだ。
本物の着物なんて高いし荷物になるからおいそれと旅行に持ってこられないけど、浴衣なら簡単。帯もかさばらないように兵児帯で十分。
三年前に
ポートダグラスのサンデーマーケットで子どもたちに着せたら、予想以上に好評で、いろんな人に話しかけられた。
一昨年はこのウォンガリンガのプールサイドでやっぱりロラリーが喜んでくれたので、今年はぜひBちゃんにも着せてあげようと思っていた。
ただ、我が家は日本ではほとんど浴衣を使わないので去年は浴衣を新調しなかった。
二年前の浴衣では、もうサイズが合わない。当時カナが着ていた浴衣がレナにぴったりなくらいだ。
そこで新しいものを探したが、シーズン的に3月4月は浴衣なんて置いていない店がほとんど。ようやく近所の商店街の和服屋で倉庫から出してもらった。
私はカナははっきりした色の方が似合うと思ったが、本人が選んだのはパステルピンクの浴衣だった。
まあ着るのはカナなんだから自分が気に入った色柄でいいんだけど。
カナは背も低いがとにかく痩せているので、サイズだけでは測れず、試着しながら決められたので近所の店で買うことができて良かった。同じ120-130サイズの浴衣でも、長さも横幅もメーカーによって全然違う。
ただ、そんな風に自分で選んだ浴衣だからこそ、自分より先にBちゃんに着せるのには抵抗があったらしい。
私もまだ着ていないのに・・・というカナを説得して浴衣と帯をプールサイドに持っていった。
それからいつもの折り紙も。