** ケアンズと森とビーチの休日 **
よく晴れたマリーナは船こそ沢山浮かんでいたがほとんどひと気がない。
建物も船もマリーナも全て新しくぴかぴかなので、まるで映画のセットか何かのようだ。
私たちの乗るヒンチンブルック・エクスプローラー号は2階建ての平たい白いフェリーだったが、この中にいる乗客も数えるほどだった。
一昨年のダンク島行きフェリーもそうだったけど、こんなんで採算がとれるのだろうかと思われる空きっぷりだ。
中に入るとキャプテンが子どもたちに貝や化石の入っている箱を出して見せてくれた。
子供の顔ぐらいありそうな大きな巻き貝。そのまんまの形のカニの化石。
ヒンチンブルック島は国立公園だから私たち観光客は貝などを持ち帰ることはできないはず。でもこんな凄いのが落ちていたりするのかな。
パパはキャプテンに呼ばれてキャビン後方のカウンターの中に連れて行かれた。
どうやら飲み物はセルフサービスだよと教えられたらしい。
私たちが行くとパパはバーテンダーよろしくカウンターの中から「お飲物はお茶でよろしいですか?」と聞いてきた。
ヒンチンブルックエクスプローラー号の内部
飲み物はセルフサービス、船内はがらがら
船が出航してゆっくりと進み始めたので二階のデッキに登ってみた。
見晴らしが良い。
ホントいい天気だ。
船は椰子の並ぶ白いマリーナを離れ、入り江を出ていく。
何だか素敵な景色だ。