日差しが強くなってくると、また昨日と同じ蝶が姿を現した。
朝食の後片づけをしながら、時々バルコニーから外を見ていると、面白いことに気づく。
時々大きな白オウムが一羽だけで森を横切る。
すると何故か必ず30秒ぐらいおいて、ぎゃあぎゃあとけたたましく鳴きながらレインボーロリキートの群が後を追うように同じ方角に飛ぶのだ。
白オウムが先生でロリキートたちが生徒みたいだ。
何度かそんなことがあったので、白オウムの飛び去った後もカメラを構えていたら、案の定ロリキートたちが飛んできた。
それもどんどん近づいて、なんとさっき雫が垂れていた隣の木に次々と飛び乗ってきた。
「カナー、レナー、みんなおいでよ、ロリキートが隣の木に来たよ。いっぱいいる」
よく見るとロリキートは隣の木のピンク色の花にたかっている。ロリキートは甘いものが大好き。
ケアンズの町中でも黄色いゴールデンペンダの花によくたかっているところが見られる。
バルコニーからこんなにいろいろな鳥が観察できて、やっぱりローズガムズのツリーハウスは素敵だ。