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** ケアンズと森とビーチの休日 **

6.エスプラネードの公園




 ラスティーズマーケットで買い物を終えてもまだ朝8時前。
 普通の店も観光施設も開いていない。
 なんの、この時間でも大丈夫なことをちゃんと考えている。
 「次はどうするの?」
 「公園に行こうと思っている。前々から行ってみたかったところ。マッディーズ・プレイグラウンド
 ところが後部座席からブーイング。
 「公園なんてやだ」
 「行きたくない」
 そうかそれじゃあ
 「プールはどう?」
 「プール行く!」
 「行く行く!!」
 じゃ、次の目的地はラグーンで決まりだ。




 グレートバリアリーフや熱帯雨林の世界遺産があって、各国からの直行便が発着する国際都市ケアンズ。(・・・都市って規模かどうかはさて置いて)
 ケアンズに足りないものはビーチだと昔から言われていた。
 そこで人工ビーチを造ることにしたのだが、鳥などの多様な生物が生息する貴重な干潟を埋め立ててまで強引に造る意義があるのかという意見も根強かったようだ。
 そのためかどうかは判らないが、とにかく出来上がったしろものは、どこからどう見ても「ビーチ」ではなく「プール」だった。
 あれがビーチだよなんて言われたら、どこがビーチだと絶対怒るようなしろものだ。
 でもプールとしてはいいと思う。
 何しろ目の前が海で後ろは公園で景観も最高。




 ケアンズ市内からとにかく海の方に向かって車を走らせると、目立つピア・ショッピングの建つ突端の左側はエスプラネード、すなわち海岸通と呼ばれる通りが海に沿って続いている。このエスプラネードの東南、ピア・ショッピングの手前を斜めに埋め立ててラグーンは造られている。
 エスプラネード沿いの有料パーキングに車を停めてラグーンを子どもたちに見せたら、「泳ぎたい」「水着になる」
 パパは嘘でしょという顔をしたが、カナもレナもすっかりその気になっていた。
 とにかく朝ご飯を食べてからにしようと、ラグーン前のベンチに座ってさっきラスティーズマーケットで買ってきたパンを子どもたちに食べさせた。
 周りを見回すと他のベンチでもそれぞれオージーがブレックファストを広げていた。中には本格的に荷物を広げて公園のテーブルでパンに何かをぬっている人もいた。

スイミング・ラグーンの左手に広がる公園


ブレックファストタイム









2-7スイミング・ラグーンへ続く


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