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ケアンズの南を目指せ **ビーチ&ファームステイ**

5.タリーとラフティングの思い出





オーストラリア産のパパイヤ


 部屋に戻って、お腹が空いたなと思いフルーツを切っていると、ふいにパパが「タリーへ行くぞ」と言った。
 「パパイヤ、まっぷたつに切っちゃったのに・・・」
 「帰ってきてから食べれば」

 タリーはミッションビーチから一番近い町だ。
 ウォンガリングビーチからだとおよそ20キロ弱。イニスフェイルに行くよりかなり近い。
 タリーで一番有名なものといえば、ホワイトウォーター・ラフティング。すなわちゴムボートによる激流下り。
 Raging Thunder Adventuresレイジング・サンダーとR 'n' R White Raftingアールンアールの二社が互いにしのぎを削りながら営業していて、実は私たちはその両方を体験したことがある。
 一度目は初めてケアンズに来たとき、レイジングサンダーで申し込んだ。
 二度目は友人たちとパームコーブに泊まったときで、このときはアールンアールにしてみた。
 内容はどっちもまったく同じだ。
 ケアンズ(パームコーブ)のホテルからバスで現地まで送迎してくれて、6人程度のグループに分けられ、そこに一人ずつツアーガイドが付く。
 そして簡単に漕ぎ方を教わった後、いきなりボートに乗せられあっと言う間に激流へ。
 もみくちゃになったり流されたりしながら、時々はわざと振り落とされて水中を漂い、激しく目の回る4時間を過ごした後、解散となる。
 途中、森の中でバーベキューランチを食べたり、ところどころの撮影スポットで記念撮影をしてくれるのも、二社とも同じ。
 服装は水着の上にTシャツを着たが、当然最後はびしょびしょ。
 足下はスポーツサンダルかズックだが、かかとがあるものでないと無理。眼鏡の人はつるにバンドをつけるよう指示される。

 レイジングサンダーで参加したときは、最初に「日本人ガイドがいいか、英語のガイドがいいか?」と聞かれ、英語ガイドを希望したところ、カナダ人のガイドがついてくれた。
 グループも新婚旅行の私たちの他、オージーのカップルとイギリス人のカップルという組み合わせだった。
 実はこのとき、イギリス人のカップルが「パームコーブに泊まっている」と教えてくれたので、次の旅行で宿泊地を決めるときにパームコーブを選んでみた。まあそれももう10年以上昔の話だ。

 アールンアールのときは有無を言わさず日本人グループに入れられてしまった。
 といっても、こちらが既に4人のグループだったので、そこにもう一組日本人カップルが入っておしまいだ。
 ガイドは陽気な関西人だった。
 それはそれで楽しかったけど、やっぱり海外に来たら極力海外の人と接しようというモットーで旅をしている私たちには残念に思えたことも多かった。 




8-6.さとうきび畑と鉄道


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