ケアンズぷらす > 子連れ旅行記 ケアンズの南を目指せ > 8-5.タリーとラフティングの思い出
ケアンズの南を目指せ **ビーチ&ファームステイ**
部屋に戻って、お腹が空いたなと思いフルーツを切っていると、ふいにパパが「タリーへ行くぞ」と言った。
「パパイヤ、まっぷたつに切っちゃったのに・・・」
「帰ってきてから食べれば」
タリーはミッションビーチから一番近い町だ。
ウォンガリングビーチからだとおよそ20キロ弱。イニスフェイルに行くよりかなり近い。
タリーで一番有名なものといえば、ホワイトウォーター・ラフティング。すなわちゴムボートによる激流下り。
Raging
Thunder Adventuresレイジング・サンダーとR 'n' R White
Raftingアールンアールの二社が互いにしのぎを削りながら営業していて、実は私たちはその両方を体験したことがある。
一度目は初めてケアンズに来たとき、レイジングサンダーで申し込んだ。
二度目は友人たちとパームコーブに泊まったときで、このときはアールンアールにしてみた。
内容はどっちもまったく同じだ。
ケアンズ(パームコーブ)のホテルからバスで現地まで送迎してくれて、6人程度のグループに分けられ、そこに一人ずつツアーガイドが付く。
そして簡単に漕ぎ方を教わった後、いきなりボートに乗せられあっと言う間に激流へ。
もみくちゃになったり流されたりしながら、時々はわざと振り落とされて水中を漂い、激しく目の回る4時間を過ごした後、解散となる。
途中、森の中でバーベキューランチを食べたり、ところどころの撮影スポットで記念撮影をしてくれるのも、二社とも同じ。
服装は水着の上にTシャツを着たが、当然最後はびしょびしょ。
足下はスポーツサンダルかズックだが、かかとがあるものでないと無理。眼鏡の人はつるにバンドをつけるよう指示される。
レイジングサンダーで参加したときは、最初に「日本人ガイドがいいか、英語のガイドがいいか?」と聞かれ、英語ガイドを希望したところ、カナダ人のガイドがついてくれた。
グループも新婚旅行の私たちの他、オージーのカップルとイギリス人のカップルという組み合わせだった。
実はこのとき、イギリス人のカップルが「パームコーブに泊まっている」と教えてくれたので、次の旅行で宿泊地を決めるときにパームコーブを選んでみた。まあそれももう10年以上昔の話だ。
アールンアールのときは有無を言わさず日本人グループに入れられてしまった。
といっても、こちらが既に4人のグループだったので、そこにもう一組日本人カップルが入っておしまいだ。
ガイドは陽気な関西人だった。
それはそれで楽しかったけど、やっぱり海外に来たら極力海外の人と接しようというモットーで旅をしている私たちには残念に思えたことも多かった。