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ケアンズの南を目指せ **ビーチ&ファームステイ**

13.クロコダイル探しのナイトツアーに出発




 午後四時。
 ウォンガリンガを出発して、サウスミッションビーチを内陸に入ったところをうねうねと蛇行しているハルリバーへ向かう。
 ここはハルリバー・国立公園になっていて、ツアーのボートはビーチからタリー方面へ向かう道から2キロほど入ったところから出発する。
 送迎もしてもらえるが、セルフドライブで現地まで行けば大人一人当たり5ドル引き。ウォンガリングビーチからも10キロ程度なので直接出向くことにした。

 別荘地のような中を細い道は通り、舗装されていない駐車場で行き止まりになっていた。
 行き止まりというか、その先は川だ。
 ここもBoat Ramp、つまり道路から水面にボートを降ろすことができるようになっている。
 川岸に数人の人影があった。子供の姿も。
 けれどツアーの担当者らしい人は見あたらない。
 場所を間違えたかな・・。
 引き返そうとしたら、金髪のおばさんが「ここよ」と教えてくれた。
 川をのぞくと、上流から緑色のボートが近づいてきた。
 詰めれば20人ぐらいがなんとか乗れそうな平たいボートで、白い屋根がついている。船腹に書かれた文字はCROCODARI。
 薄暗くなりかけた川岸にボートは接岸し、一人ずつ受付をした後、客を乗せ始めた。
 私たち家族4人の他、オージーらしい壮年のご夫婦が二組、このうち一人が先ほどここよと教えてくれたご婦人だった。
 そして私たち同様あまり英語が得意でないらしい若い白人カップルが一組。本日の乗客は全部で10人。
 そしてツアーガイドは二人。
 よくしゃべる金髪のお兄さんと、生真面目そうな黒髪のお兄さん。黒髪の方が運転を担当する。
 ボートは静かに岸を離れた。
 岸にいた子供たちはツアー客ではなかったらしく、バイバイと手を振ってくれる。
 さあ、どんなツアーになるのだろう。 


ハルリバーのBoat Rampに到着
どこでツアーの受付をするのだろう 上流からCROCODARIと書かれた緑のボートが近づいてきた
どうもあれに乗るようだ





7-14.マングローブの暗闇に光る目


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