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ケアンズの南を目指せ **ビーチ&ファームステイ**

3.太陽の下で朝ご飯を食べる幸せ




 子供たちは起きてくるとまずベランダのブランコで遊んだ。
 このアパートメントは部屋ごとに少しずつファブリックや調度品を変えてあって、ここから見える余所の部屋のブランコは違う場所に備え付けてあったりした。
 昨日パパは、他の部屋のブランコで気持ちよさそうに昼寝している男性を見たと言っていた。
 そうか、このブランコは子供の遊び用ではなく、基本的にはよくリゾートホテルのベランダなどにあるハンモックと同じなのね。
 ハンモックより寝心地がよさそう。後で試してみよう。 


朝からベランダのブランコで遊ぶ子供たち
そうか、このブランコはハンモックと同じなのね
大人のお昼寝や読書に最適


 朝ごはんもバルコニーで。
 日の出の時には雲があった空も、今は快晴だ。
 朝の海を見ながら、太陽の下で朝食を食べられるなんて、なんて幸せなのかしら。
 「それもこれも」
 「俺が」
 「私が」
 「このアコモデーションを見つけたから」
 どっちも譲らない。
 ウォンガリンガ・ビーチアパートメントは5棟の一部連結した建物から成っている。内訳は1ベッドルームが1部屋、2ベッドルームが4部屋、3ベッドルームが4部屋だ。
 1ベッドルームの部屋は管理棟とひとつになっていて、変形二階建て。
 残りは全て、1階が3ベッドルームで2階が2ベッドルームになっている。
 2階でないと海が見えないかと思ったがそんなことはない。1階は1階でプールも海も地続きで自分の庭のような感覚だ。


朝食もバルコニーで 目玉焼きは如何?
スープの中のアルファベットが気になるお年頃
左に同じく
隣の棟のバルコニー 部屋ごとにデザインが変えてある この辺りの海岸には白いシェルが沢山落ちている
これは私たちの部屋のバルコニー
そしてこれは反対隣の斜め下の部屋のバルコニー





5-4.グレートバリアリーフじゃなくてお部屋でニモを見る?


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