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ケアンズの南を目指せ **ビーチ&ファームステイ**

4.四輪バギーは子供たちを乗せて・・・




 ディヴィッドが「あなたたちはラッキーだ」と言った。
 昨日までの雨はもう三週間も降り続いていたと言う。
 「あなたたちの前に泊まったファミリーは、来る日も来る日も」
 レイニーレイニーレイニーと彼は繰り返しながら手の平を表に裏に返して見せた。
 本当に?
 私たちも一昨日ここに着いたときは酷い天気だと思ったよ。
 でも今は、何てラッキーだったんだろうと思っている。
 雨のテーブルランドも、晴れのテーブルランドも、両方見ることができて。
 ディヴィッドがソーセージのかけらを投げてやると白黒の鳥、マグパイがやってきてキャッチした。 


左煉瓦で囲われた菜園とその向こうに広がる丘

幸せな朝食風景

白黒のマグパイが餌をねだりに来た


 今朝も四人で庭を走り回っている子供たちをディヴィッドが呼んだ。
 昨日の朝パパが乗せてもらったバギーに乗せてくれると言う。
 大丈夫?
 パパですら怖かったぐらいでしょ。
 食べかけのフォークを皿に置いたまま見に行くと、ごつくて大きな四輪バギーになんと子供たちが鈴なり状態で乗っているではないか。
 運転手はディヴィッド。ディヴィッドの膝の辺りにちびすけレナが、後ろの席にカナとロッキーとセイラが団子のように固まって。
 ご、五人乗り?
 バギーはゆっくり発車して、満面の笑みをたたえた子供たちを乗せて丘を下っていった。
 いいなぁ、すっごく楽しそう。







4-5.ファームの空と風と


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