ポートダグラス楽園日誌2004 8-5
5.逆バンジー・ジャンプに挑戦
真っ青な空。
カラフルなライド。
人出もだんだん増えてきて、お祭りらしい賑わいが感じられる。
乗り物に乗って良いよとパパに言われ、カナとレナが最初に選んだのはノアの箱船と書かれた迷路系の遊具だった。全体が空気を入れて膨らませるシートでできていて、階段や大きな滑り台がついている。
中に入れるのはお子さまだけなので、カナとレナが貸し切り状態で遊んでいる間、外で見ていた。
カナは面倒見が良いので、レナがついて行かれないときはちゃんと戻って手を引いてあげている。
何でも通路の一部に水がたまっているそうで、レナはそこを通るのが嫌だったと後で言った。
空気を入れて膨らませた迷路のようなジャングルジムのような遊具
出てきたところでレナは係のお兄さんとタッチ
ノアの箱船の斜め前に腰にロープをつけるタイプのトランポリンがあった。逆バンジージャンプと呼ばれるのはこのタイプだろうか。
カナ、やってみる?
彼女は恐がりなので絶対に嫌と言うかと思ったら、意外にもやってみたいと返事が返ってきた。
子供みたいな顔をした係りのお兄さんが、腰にベルトを巻いてくれる。
トランポリンは一本のポールの四隅にそれぞれ置かれていて、カナの前から二人の少女が、また、カナの直後からもう一人の少女がやはり腰にベルトを巻いてジャンプしていた。
最初からジャンプしている女の子の一人は、威勢良く何度も宙返りを繰り返す。
カナにもくるりと回ってみてよと即したが、そこまでの勇気は無いらしく、どうしてもやってくれなかった。
カナがチャレンジしたら、スパニッシュな感じの女の子もやりたくなったみたい
恐がりカナはついに宙返りしてくれなかった