子供たちは早速貝を探し始めた。
昨日の
ミコマスケイと違って、ここで拾った貝は自分の物に出来る。
夕方のビーチに小さなカニが沢山いるように、朝の浜辺にも何か生き物の気配は無いかと息を殺してみると、いるいる、何か小さい物が沢山、砂の上で跳ねている。
何だろう。
一匹捕まえてみた。
小さい小さい1~2ミリぐらいのエビみたいな生物だ。
エビかな、とパパに言うと、虫だろう、と返される。
波打ち際から離れた砂浜に沢山いる。じっとしゃがんでいると、廻り中で飛び跳ねている。
ふと思い立って、打ち上げられている海草を持ち上げてみた。
その下に隠れていたらしく、うわーっと大量のそれがスーパーボールのように跳ねた。
あんまり面白かったので子供たちにも教えてみた。
二人とも夢中になって、海草やら流木の小さいのやらを持ち上げてみる。
どの草や木の下にもその虫みたいなのは隠れている。
持ち上げると一斉に飛び出すので線香花火みたいだ。