ポートダグラス楽園日誌2004 5-13
13.ベイビー・クロコダイルは、いたのか?
舵を取る旦那がガイドも務め、早口の英語でいろいろ説明しているが判らない。
でも流石にワニが出たら判るだろう・・・とは思っていた。
何か動くものは無いかと辺りを見回せば、真っ白な首の長い鳥がマングローブの根元にいるのが見えた。
すかさずガイドの旦那が「Eglet」と言う。
カメラを構えると、今度は、「ベイビー・クロコダイル」と聞こえた。
みんな船尾で一方向を見ている。
でもどこにいるのか判らない。
判らないのは私たちだけじゃなくて、船尾にいた人たちもみんな判らなかったらしい。ぞろぞろと集まってきて眺めていたが、誰も指を指したり撮影したりしなかった。
ベイビー・クロコダイル・・・見たかった。
本当にいたのだろうか。
Packers Creekにはいろいろな船が停泊している
シャンパンを飲みながらのんびり川をクルーズ
船首は眩しい、目をすがめるカナ
マングローブ生い茂るクリーク、これもまた、オーストラリアらしい風景
Eglet発見
川は静かで船も揺れない。船酔いパパも顔色がよい。
支流がいくつかあり、マングローブの暗がりにはいかにもワニが出そうだ。
時折すれ違うボートの他は、まったく岸に人工物は見られず、ジャングル探検をしているような気分になった。
この川岸のマングローブの向こうには、私たちが泊まっているリッジスの敷地がすぐにあるとは信じられないくらいだ。
のんびりのんびりと蒸気船は進み、やがてUターンして川を下り始めた。
今日はワニの出ない10パーセントの日なのだろうか。
ああ、でも一応ベイビー・クロコダイルは出たんだっけ。
パパが船に積んである魚のあらを見つけた。三枚おろしにした中骨の部分のようだ。
「どこかスペシャルポイントで餌を撒くんだろう」と言った。
それならまだ諦めるのは早いかな。