ポートダグラス楽園日誌2004 3-11


11.スカイレール、過去の恐怖体験

 熱帯雨林の上空を行く小旅行は、途中二ヶ所の駅で散策することができる。
 森林浴をしながら遊歩道を歩くレッドピーク駅と、バロン滝と渓谷を俯瞰する眺望台を持つバロンフォール駅だ。
 丘を越えたところにある最初のレッドピーク駅では、無料のガイドツアーも時間ごとにあり(英語)、立派なバスケットファーンがいくつか見られる。


スカイレールのレッドピーク駅

熱帯雨林を見ながら散策できるようになっている。

下はバスケットファーン。こんなのが木の上にいっぱいある。レナはこれを見て、巨大まつぼっくりと言っていた。


 実はスカイレールには恐怖の思い出がある。
 前に乗ったとき、記念写真を撮ろうとしてカメラを構えたままバックしたら、背が開閉ドアにあたり、そのままドアが開きそうになったのだ。
 今でも覚えている。
 ドアはちょっと寄りかかられただけでまったく抵抗なくすっと開きそうになり、僅かな隙間から背に外の風があたった。
 既に体勢を崩していたので一瞬両手は宙を泳いだ。
 どうやって体を立て直したのか判らない。
 何かに捕まったのか。
 いや、たぶん少し傾いただけで、何とか足の踏ん張りだけで身を起こしたのだろう。
 改めて下をのぞき込めば、転落したら決して助からない高さ。
 心底ゾッとした。
 だから今回乗るときも、決して子供たちにはドアに近寄らないよう言い聞かせた。
 おそるおそる押してみると、自動開閉のドアは頑丈に開かないようになっている。
 あのときのドアは観音開きだったように思った。
 今のドアはスライドするタイプだ。
 ゴンドラ自体も大きく、とても綺麗な感じだ。
 もしかしたらゴンドラを取り替えたのかもしれない。
 まさかと思うけど、あれから誰か転落事故を起こしたのだろうか・・・。




3-12.バロン・フォールズへ続く


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