ポートダグラス楽園日誌2004 2-2


2.夜明けのキャプテンクック・ハイウェイ

 スーツケースをちゃっちゃと乗せ、空港を出てキャプテンクックハイウェイを走り出す。その間20分もかかっていないだろうか。ケアンズ経由で半日かかる覚悟でいた私たちにはうれしい誤算だった。
「説明はポートダグラスまでの道々行いますね」
 ということは、朝の9時過ぎにはホテルにチェックイン?
 実は去年のツアーでは、なんだかんだでポートダグラスに着いたのはお昼頃だった。ツアーには有料のオプションでアーリーチェックインなどもあったが、ばからしくて使う気になれなかった。
 今年のツアーには自動的にアーリーチェックインがついていたのだが、どうせ昼にポートダグラスに着くのでは意味がないなと思っていただけに、本当に朝からホテルには入れるのはちょっと嬉しかったりする。

 飛行機の中で、朝のケアンズは雨だと聞いた。
 乾期まっただなかなのに雨? 憂鬱な感じ。
 けれど降り立った空港は既に雲が切れていて、ハイウェイを行くうちに空はだんだん晴れてきた。
 雲は山の方にかかっているだけで、海からの風が青空を呼んでいるようだ。
 スミスフィールド、ポートダグラス、エリスビーチ、ハートレイズ・・・。レックス・ルックアウトの手前、朝日が海から昇り始めた。ずっとずっと待っていたケアンズの朝日だ。

 急にカナがお腹が痛いと言い始めた。
 Lさんにお願いして車を少し停めてもらう。カナは前日の朝にも少しお腹が痛いと言っていた。心配。
 少し休んで再び車の中へ。
 早くホテルに入って一休みしよう。


海からの風が雲を払い、やがて朝日が・・・




2-3.リッジス・リーフリゾート・ポートダグラスへ続く


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