ポートダグラス楽園日誌2004 1-4
4.冬の星座
やっとキッズミールも配られたが、どういうわけかレナの飲み物が来ない。
さっきのウェストポーチも危うく忘れられそうになっていた。小さいから見落とされるのか、仕方ないのでスチュワードに飲み物を頼みに行った。ちょうどビジネスクラスで夕食を配っていたが、お願いするとまずその場で水をくれて、その後席までオレンジジュースを持ってきてくれた。
左がキッズミール。
パンが動物の形をしているのがいい。
下の二つが大人用の機内食。
一口サイズのお寿司がついている。
カナは夕食を沢山食べて、レナはほとんど食べず、二人ともあっという間に寝てしまった。
そのあと大人はゆっくり食事。
去年はこのあと地獄が待っていた。
レナが夜中に何度も起きてぐずぐず泣いたのだ。
でも今年は一年分成長したのかそんなことは無かった。
一度だけ起こされた。時計を見たら午前4時頃だった。
「ママ、外にお星様がいっぱい見えるよ」
なんだかふと目が覚めて、窓の外を見たらしい。
どれどれ。
ああ、本当だ。
地上で見る星と違って何だかぎらぎらとしている。空に近い場所だからか。
飛行機の翼の横に傾いだオリオン座。
冬の星座が見えるなんて、もうここは南半球なんだ。