草津温泉(山梨県甲府市)至福の湯

ここは群馬の草津温泉じゃない 山梨甲府の草津温泉

  • 所在地 山梨県甲府市上石田1-10-12  TEL 055-222-4216
  • 泉質 ラドン含有・含芒硝・重曹・食塩泉(緩和低張性温泉)
  • 設備等 男女別別内湯、男女別露天風呂など
  • 入浴料 大人(12歳以上)400円、中人(6~11歳)170円、小人(~5歳)70円
  • 日帰り入浴受付時間 6時~10時
  • 休館日 年中無休(但し元旦のみ休業)
  • ※浴室に石鹸・シャンプーの備え付けは無いので持参するか受付で購入のこと
[2010年8月のデータ]

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  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆   内湯は熱め、露天風呂は適温
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆   

草津温泉(山梨県甲府市)至福の湯 体験レポート

草津温泉(山梨県甲府市)の外観 草津温泉(山梨県甲府市)の看板
抹茶色の外観の草津温泉 向かいに同経営のマージャン荘有り

 草津温泉と言えば群馬の名湯。東日本有数の大温泉地で知らぬ人も無いほど知名度が高い。
 しかし何故かここにもう一つの草津温泉がある。
 場所は山梨県甲府市。
 温泉街ではなく住宅の中の温泉銭湯。
 地名でも人の名前でも無いとしたらどうして草津温泉なのか謎も深まる。おまけに道の向かいには同経営のマージャン荘まであるのだから、もうほとんどこれは確信犯?
 ちなみに山梨県には他に伊香保温泉もあれば玉川温泉もあるという。
 有名温泉地と同名であるだけで、微妙なB級感が漂ってしまうのは致し方ないように思う。

 伊勢湾台風前は路面電車が走っていた跡地の道路を走る廃軌道ルートの山梨交通 荒川橋バス停前の抹茶色に塗られた建物が甲府の草津温泉だ。
 甲府駅からも少しきついが歩けない距離では無い。
 以前はもっとくたびれた建物だったところを3年前に建て替えたそうだ。建て替える前はマージャン荘と二階建てだったらしい。
 入り口の横には円柱形の湯口があり、触れないほど熱くは無い源泉が湧きあがっている。

草津温泉(山梨県甲府市)の源泉湯口 草津温泉(山梨県甲府市)の受付
入り口脇の源泉と受付周辺の様子

 脱衣所で目につくのは、「ヨーグルト等の食品を持ち込まないでください」とか「禁止事項 浴室内への飲食物の持ち込み(生たまご・ヨーグルト等含む)」という張り紙。
 浴槽にタオルをつけるな、髪染めをするなという張り紙はよく見る(この草津温泉でも飲食物と並んで記載してあった)が、ヨーグルトとか生たまごを明記してあるのは初めて見た。特にヨーグルトはダブルで記載されているので一度ならず複数回そのようなことがあったと考えるべきか。
 温泉施設の経営も苦労が多いんだなと苦笑する。

 浴室は建て替えてそうは経っていないことを考えると、何となく既に使い古されたようなくたびれ感が出ているのは不思議だ。
 屋根裏部屋のように斜めに作られた天井を見ながらそう思った。

 さて、肝心の温泉だが、別に群馬の草津温泉にお湯が似ているわけではない。

 内湯で天鵞絨のような手触りが感じられて、目を凝らしても泡は見えないもののこれはきっと泡が沢山ついているに違いないと思い、露天風呂に出て外の光に透かしてみたら、思った通り微細な泡が一面についていた。
 すべすべとろりんと極上の手触り。
 目に見える以上に手触りで感じる泡の存在感が嬉しい。
 お湯の臭いはかなり控えめ。
 井戸水をくみ上げた水風呂浴槽もある。

草津温泉(山梨県甲府市)の露天風呂と飲泉用コップ 草津温泉(山梨県甲府市)の露天風呂と水晶
飲泉用コップが置かれた露天風呂 水晶も飾られている(甲府らしい?)

 決して観光地の日帰り温泉というわけではないので、東京から来たと言うと地元の方は驚いた。
 地元で愛される知る人ぞ知る日帰り温泉という感じなのだろう。
 のぼせて縁に腰を掛けると、パッと見は気付かなかったがごくわずかな析出物で縁はぎざぎざと痛かった。 

近隣の子連れ遊び場情報

  • 近隣の観光農園でぶどう狩り・桃狩りなど
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