湯田温泉 割烹温泉旅館西京(西京旅館)

料理がめちゃめちゃ美味しい穴場宿

  • 所在地 〒753-0056 山口県山口市湯田温泉1丁目6-3 TEL 083-922-0320
  • 泉質 アルカリ性単純温泉 源泉 湯田温泉ミックス泉
  • 日帰り入浴 不可
  • 宿泊料金 10,500円~
  • 御会席(参考) 4,000円~
  • 設備等 男女別浴室
[2015年5月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ お湯は基本的に熱いので調節して
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 男湯の方が広いけど女湯の方が雰囲気はある

湯田温泉 割烹旅館西京の温泉動画【15秒】温泉動画


湯田温泉 割烹温泉旅館西京 体験レポート

湯田温泉割烹温泉旅館西京の外観 湯田温泉割烹温泉旅館西京の下駄
割烹温泉旅館西京の外観画像はクリックで拡大。

 温泉仲間の友人に教えてもらった湯田温泉 割烹旅館西京だが、この時の山口旅行で一番の大ヒットだった。
 とにかくこの西京は気に入った。
 もうね、とってもお勧め通り越して、人に教えてもらったくせに、人に教えたくない宿と言ってもよいほど良いところ。

 ただ、普通の旅館として考えると、人によっては希望と違うことはあるかもしれない。
 西京は旅館と言うより割烹なのだ。
 料理はものっすごく美味しい。館内に小さな池があって灯篭があって錦鯉が泳いでいて、そしてお腹いっぱい美味しい和食を食べさせてもらえる・・・外国人にも絶対受けそうだ。
 ただし、客室の鍵はねじ式の簡易なもの。戸や壁の向こうは割烹として営業しているスペースなので、少しパタパタと足音や話し声がして落ち着かない。温泉としては浴室は小さ目。
 それでも構わないよという方には最高の宿だと思う。宿泊料も食事を考えただけで破格だ。
 また山口に旅行に行くなら、絶対ここを予約したい。

湯田温泉割烹温泉旅館西京の香炉 湯田温泉割烹温泉旅館西京の中庭
割烹温泉旅館西京の中庭の画像はクリックで拡大

 西京の駐車場から西京まで1ブロックほど。
 また小雨がぱらついていたが、荷物もあったし傘は差さずに小走りで屋根の下に移動した。
 瓦屋根の和風建築で、それほど大きな建物には見えない。
 でも安価に泊れる宿にありがちな手入れが行き届いていない感は全くない。

 格子戸をあけるとスリッパが並んでいて、小さ目のロビーの真正面にガラス窓。その向こうに庭らしいものが見えている。
 どういう造りなんだろうと面食らった。
 ここはさっきも書いたように館内に中庭があり、それをとても活かした造りだ。決して広くは無いんだけれども、小さな中にアメージングな和風を詰め込んであるような楽しさ。

湯田温泉割烹温泉旅館西京の客室 湯田温泉割烹温泉旅館西京の続き間
続き間になっている客室。客室全体の画像はクリックで拡大。

 チェックインをすると、こちらですと案内された部屋は、やっぱり前夜泊った俵山温泉山口屋別館離れ同様、ありきたりな旅館の客室らしくない。
 田舎にある大きな民家の客室に通されたような感じ。仏壇があっても驚かないぞ(無いけど)。
 部屋は広く、余裕のある造り。窓は格子窓。床の間には香炉。座椅子には肘置き。

 ただ、いつものように荷物を置くなり、さぁて館内やお風呂を探検して来ようと部屋を一歩出た途端、「何かご用でしょうか」と部屋の前に立っていた仲居さんが話しかけてきたのは困った。いや困りはしないが。
 ここは旅館業よりも飲食店の方が本業のようで、この仲居さんもたまたま私たちの部屋の前を通りかかったわけではなく、割烹のお客様を案内するためにそこに立っていたようなのだ。
 つまり、常にそこに立たれていると、何だかちょいちょい外に出るのがはばかられるというか、申し訳ないような気がする。

湯田温泉割烹温泉旅館西京の脱衣所 湯田温泉割烹温泉旅館西京の女湯
割烹温泉旅館西京の女湯の脱衣所と浴室。浴室画像はクリックで拡大。

 この日は他に宿泊者がいなかったのでお風呂は男湯と女湯と自由に使って良いと言われたが、ちょうど入ろうと思ったときに男湯が使用中だったので自動的に女湯になった。
 子供の声も聞こえるし、おそらく西京のご主人一家が使用中なのだろう。
 電話で予約を入れた時も後ろで子供の声がしていたし、さっき館内でそれらしいお子さんたちを見かけた。

 夕方に見に来た時、男湯の方が広いが、女湯の方が凝ったつくりの浴室だと思った。
 女湯の脱衣所にはクレンジングオイルや湯田温泉の温泉水を使った保湿スプレーなども置いてあった。

 女湯は岩風呂。
 二人も入ればいっぱいいっぱいかな。底の部分は洗い場の床や壁の一部と同じ形がランダムな石のタイルになっている。
 お湯は無色透明。湯田温泉ミックス泉使用。非加熱・非加水・非循環。
 源泉温度が泉源では72度あるとのことで、基本的に(山口では珍しく?)熱い。
 そんなわけで湯船は激熱。ちょっと入れる温度では無かったのでためらわずに水を入れた。

 それほど大量に源泉が投入されているわけではないので、いったん下がると後は水を止めてもそんなにすぐに熱くはならない。
 ただ、他に入る人がいないのでお湯はとても綺麗。
 湯口は見当たらず、どこだろうと思ったら女湯は浴槽の中の岩の間から源泉が注入されているよう。そこは熱いと思ったのであまり近寄らなかった。

 指の間がにゅるにゅるする感触のお湯。どこか甘いにおいがする。
 出たり入ったりを繰り返したがあまりべたつかない。適度にさらっとする感じが心地よい。

湯田温泉割烹温泉旅館西京の男湯浴槽 湯田温泉割烹温泉旅館西京の男湯
割烹温泉旅館西京の男湯。窓際に椅子と桶が並んだ画像はクリックで拡大。

 朝風呂は昨日入り損ねた男湯の方へ。
 男湯は女湯より浴室が広く、浴槽も大き目。
 その代わり、全然飾り気は無い。
 女湯と違って壁も浴槽も四角いタイルを並べただけ。浴槽の縁だけは赤御影石。

 昨夜は宿の家族が使っていたが、浴室に置いてあるシャンプーボトルがミッキーマウス柄だったりして、ああ子供が使うんだなぁと微笑ましくなる。

 男湯も女湯同様浴槽の中の壁から源泉が出ている。男湯の方は浴槽の内側も淡色のタイルなのでその周りの壁が赤茶色に染まっていて判りやすい。
 そして今朝もやっぱり熱い。
 湯田温泉はぬるめの源泉が多い山口県内では最も熱い温度を記録している。しかもこんなに熱いのに火山性じゃないらしい。

 湯上りは肌がすべすべになる。
 朝風呂の後、仲居さんに会って「ぬるくなかったですか?」聞かれたけど、いや、むしろ熱すぎ。

湯田温泉割烹温泉旅館西京の夕食 湯田温泉割烹温泉旅館西京の刺身
割烹温泉旅館西京の夕食。画像は両方ともクリックで拡大。

 最後にこの割烹温泉旅館西京、一番良かったのは何と言っても食事なので、温泉だけじゃなくて美味しいものが食べられる宿に泊りたいと思う方にこそお勧め(食事については山口旅行記の方に詳しく載せています)

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