子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★☆☆☆ 泉質★★★★☆ 露天はとても狭い。湯は熱め、泉質は特に刺激無し
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★★★
子連れ家族のための温泉ポイント
とにかく月山のそばまで行ってみたいよね。その一言でその日の行動が決まった。ガイドブックを見ても、参考になりそうなことは何も載っていないけれど、山形市内から見る、あの印象的な山を間近で見てみたかった。
月山は不思議な山ですね。二千メートルにも満たないのに、夏まで雪が残っている。お椀を伏せたような形。本当に巨大な月が昇ってくるようで。
山形自動車道を、月山湖まで飛ばすと(途中のPAにチェリークアパークなる看板を発見、しかし設備はまだ骨組みしか完成していないようだ)、もうそこはすっかり山の中。あてもなく月山志津温泉の標識を見つけ、道を曲がる。
細い道を行くと、いきなりとても小さく古い旅館街に出る。旅館というか、ほとんど民宿に毛が生えたような宿が並ぶ。奥まったところに建ち、ひときわ新しく落ち着いた構えの宿が、「変若水("おちみず"と読む)の湯つたや」だ。
月山志津温泉は昔ながらの温泉かと思ったら、湯が湧いたのは平成元年で、その前は月山スキー客の利用がほとんどで、さらにそれ以前は出羽三山信仰の詣で口として賑わっていたらしい。
とにかくここの露天風呂はロケーションが素晴らしい。立ち上がれば山や沼が見える温泉は数限りなくあるが、露天風呂に半身浸かったまま、月山と五色沼が独り占めできるというシチュエーションはそうないと思う。そのかわり、大変に露天は狭いので、評価は別れるところだが。
湯はちょっと熱めで赤ちゃんには辛いか…。
あとは名物「月山山菜そば」はぜひ食べてみて欲しい。山菜とそばが一緒にどんぶりに入っているのではなく、ぐつぐつ煮える山菜の汁に、そばをつけて食べる。三つ葉やウドの苦みがきいてとても美味しい。
※このころは泉質や湯の使い方などほとんど気にして入浴してしませんでした。今入ると、評価は変わるかもしれません。
ただ、ここのロケーションには大変感動しました。