蔵王温泉 五感の湯つるや

自家源泉所有、貸切風呂が4つの旅館

[2020年6月及び11月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★☆☆  泉質★☆☆☆☆ お湯は熱めで酸性なので刺激あり
  • 設備★★★★★  雰囲気★★★★☆ 貸切風呂が4つある

蔵王温泉 五感の湯つるや 体験レポート

蔵王温泉 五感の湯つるや

2020年、もっとも縁があるなと感じた宿はここかもしれない。6月に行ってLINEトラベルjpで取材させてもらって、さらに11月にびゅうたびで取材させてもらった。まったくの偶然である。

蔵王温泉 五感の湯 つるや 貸切風呂「木の香の湯」 - Spherical Image - RICOH THETA
蔵王温泉 五感の湯つるやの貸切風呂「木の香の湯」360度画像

そして本当にいい宿なのでおすすめ。外観やロビーは少し昭和な感じがするが、お風呂は大浴場のほかに趣向を凝らした貸切風呂が4つあってどれもお洒落だよ。部屋や食事、そしてサービスもいいよ。

五感の湯つるやの外観

立地は温泉街の一番下。蔵王温泉のバスターミナルの向かい。バスで来たら一番便利なところ。

五感の湯つるやの客室

源泉湧出地は温泉街の一番上にある共同浴場の上湯の裏手だから、そこから坂の一番下までお湯を引いている。つまり引き湯の距離は蔵王としてはちょいと長め。ただし自噴泉の自然流下だから、ポンプアップはしていない。つまり空気に触れることなく湯舟まで運ぶから劣化も少ないという話。

五感の湯つるやの女湯大浴場内湯
五感の湯 つるやの女湯内湯

もう一つの利点は、それだけ引き湯することで自然に温度が適温になるということ。つまり加水なしの源泉100%に入浴できる。うちのお湯は濃いって言ってくれるお客さんが多いとご主人。

五感の湯つるやの女湯内湯の湯口

お湯の色は日によっても異なるし浴槽ごとに違うけど、最初に入った大浴場は綺麗なミルキーブルーの濁り湯だった。それに温度がちょうどいい。

硫化水素臭、アルミ、さらに酸っぱいにおい。肌は入るときピリッと刺激を感じるが、すぐに馴染み、指先がしわしわしてくる。軽いキシつきも。

五感の湯つるやの女湯露天風呂
五感の湯つるやの女湯露天風呂、そして柵の外側に見えるパイプは…
五感の湯つるやの源泉パイプ
女湯露天の柵の外側のパイプはこれ
五感の湯つるやの源泉
特別に中を見せていただきました
五感の湯つるやの源泉パイプ 五感の湯つるやの貸切風呂の名前が見える

露天風呂は明るかったので粉状の湯の花がよく見える。湯口は硫黄成分でクリーム色に染まっていた。

味は思わずうわって声に出るほど酸っぱい。共同浴場のどれよりも酸っぱいと思う。やっぱり加水なしだからだろうか。

五感の湯つるやの男湯内湯
こちらは男湯内湯

湯上りはものすごく体力を持っていかれた。全身がぐったりと感じるほどとてつもなく疲れる。強いお湯なんだなぁ。そして湯上りは意外とあったまっていなかった。むしろさわやかで風が吹くとさっぱりと気持ち良い。

五感の湯つるやの男湯露天風呂
男湯露天風呂

部屋や食事に関してはLINEトラベルjpとびゅうたびに寄稿したのでぜひそちらを読んでほしい。
⇒LINEトラベルjp 山形蔵王温泉「五感の湯つるや」4つの貸切風呂に極上濁り湯
⇒びゅうたび 蔵王温泉で湯めぐり三昧!足元湧出の共同浴場が最高だった

五感の湯つるやの貸切風呂のれん

以下は五感の湯 つるやの貸切風呂をご紹介。なお宿泊すれば1ヶ所無料で利用できる。

五感の湯つるや貸切風呂「木の香の湯」

貸切風呂「木の香の湯」
360度画像に使ったのもこちら。たぶん一番均整の取れたデザインがここ。窓からの眺めも雰囲気が良い。ただし公式サイトでは右手の窓からも景色が見えるような画像が載っているが、実際は外から見られないように右手はすりガラスで何も見えない。


貸切風呂「洞窟の湯」
一番コンパクト。それに洞窟「風」。つまり本当のゴツゴツした洞窟ではなく作りもの。触ってみるとそんなに固くない。でも雰囲気は面白いよね。ゲームの中の世界っぽくてお子様に人気とか。わかる。


貸切風呂「恵の湯」
一番広い。そしてバリアフリー。湯舟も大きめだが、立派な休憩室付き。赤ちゃん連れなどにもおすすめしたい。


貸切風呂「北斗の寝湯」
なにげにここが一番人気なのだとか。浴槽の一部が寝湯になっていて、ここに貴重な鉱石が使ってある。貴重な鉱石というのはつまり、流通が許されている時代に入手した北投石とかそういうやつです。それはさておき、なかなか寝心地がいいよ。角度がいいのかな。滑りにくいし。

4つ貸切風呂があるといって源泉は1種類なわけだけど、泊まったら大浴場に加えてぜひどれか入ってみてほしい。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 御釜(強風のため我が家は退散)
  • 蔵王温泉スキー場