子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ 貸切風呂はぬるめ、濁り湯で深さがわかりにくいので注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 貸切風呂あり
子連れ家族のための温泉ポイント
肘折に着いたとたん雪が降りだした。あっという間に全身ゆきまみれだ。さっきまで晴れていたのに。
1年半ほど前に肘折温泉の三春屋に泊まった時、肘折でも自家源泉はそんなになくて、うちのほかだと村井六助旅館とか…と聞いたときから気になっていた村井六助旅館に立ち寄り入浴してみることにした。
村井六助って…めちゃめちゃ人の名前そのものな宿名だな。インパクトある。
さて、こちらの旅館は全浴槽で共同源泉と自家源泉を混合して使用している。浴室は男女別の内湯と貸切風呂の幸の湯。
そして全部混合していると言っても、幸の湯は自家源泉にほんの少しだけ共同源泉を入れていて、逆に男女別の内湯は共同源泉メインに自家源泉が少し混じっている状態とのこと。確かに入り比べると違った印象。
男湯はこのときお湯が貯まり切っていなかったので、結局夫は貸切風呂に、私は貸切風呂と女湯の両方に入れていただいた。
最初に入ったのが貸切風呂の幸の湯の方。入口に高松宮殿下ご命名という木の看板と、「幸の湯は六助源泉の貸切風呂…」という張り紙があった。
幸の湯は浴室は少し狭いが、ぬるい自家源泉がドボドボ。金属臭が強く、手触りがまた興味深い。肌を滑らせると肌と手の間に動きの違う層があるみたいだ。ジェルというほどではないが、何かクリームみたいな?
味は金属に出汁が効いて、塩味も感じるがとても甘い。ぬるめなのでゆっくり入れる…というか出たくなくなる。
男女別の女湯の方は手触りはお湯の中でもすべーっすべーっと重曹っぽく滑るが、幸の湯と違って層がはっきりできている感じじゃない。においも少し弱く、味は金属より出汁味が勝る。甘みも幸の湯より控えめだった。
とても感じの良い旅館だったので機会があったら泊まってみたい。そして車に乗ったとたん雲が切れて青空がのぞいた。