子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 塩分が濃いので長湯に注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 露天風呂のお湯の掛かるところが温泉成分でトゲトゲしているかも
子連れ家族のための温泉ポイント
秋田県の日本海側に十六羅漢岩という景勝地がある。このすぐ近くに日帰り温泉があるので、ついでだから入っていかない?と提案してみた。温泉街とかB級とか秘湯とかではなく、どちらかというとセンター系。
名前は「あぽん西浜」。
「あぽん」という変わった名前は母親が小さい子供と一緒にお風呂に入る意味だそうだが、名詞なのかな?「あぽんするよ~」みたいに使うんだろうか。
日帰り温泉と言ったが、隣に宿泊施設も建っている。鳥海温泉 遊楽里という公共の宿っぽいホテルで、さらに反対側にはとりみ亭という食事処もある。午前6時という朝早くから夜10時まで開いているところも特徴だ。
あぽん西浜の内湯は温泉と水道水の沸かし湯。露天風呂は加熱掛け流し。地元の人に人気の温泉施設のようだ。
海から近い立地のはずだが、お風呂からは海はまったく見える気配はない。
まずは露天へ。笹濁りっていうのか、緑と黄濁が混ざったような色のお湯。
お湯の表面のあたりの岩は温泉成分で赤茶けて析出物でつぶつぶになっている。足元もつぶつぶで、人工芝が敷いてあるところ以外は歩くとマジで痛い。
加熱しているのにちょっと熱め。ここまで熱しなくても。でも入れないほどじゃないよ。
揮発してくる華やかな油のにおい。ちょっと鉄っぽい金属のにおいもする。
入ってしまえばそんなに熱さは感じないけど、すぐにのぼせそうになる。長湯はできない。泡も少しつく。
内湯は温泉浴槽もなまった感じがする。少し昆布出汁みたいなにおい。色も露天風呂の方が綺麗かな。
どっと入って疲れた感があるお湯だった。疲れると言うのは悪い意味で言っているわけではない。それだけ温泉が効いたということ。湯上りは少々鉄くさく、がさがさした手触り。