子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 温度は適温、滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★ おむつ児大浴場不可、ただし貸切風呂(要予約)はある
子連れ家族のための温泉ポイント
東京の奥多摩にも温泉が湧いている。「瀬音の湯」はその中でも特に施設だけでなくお湯としても評価が高い所。アルカリ性のにゅるんとした手触りが顕著なうえに、硫黄泉だものね。なかなかに貴重だと思う。
前々から行きたかったところだが、なかなか奥多摩に足を伸ばす機会も無く先送りに。ようやく2021年にニフティ温泉の取材で訪問が叶った。
武蔵五日市駅から路線バスで瀬音の湯前まで行くこともできるのだが本数が少ない。十里木で下車して歩くことにした。
このルート、橋を渡っていくシチュエーションは良いが「瀬音の湯」の裏手に着く。えっ、ここが?と思いつつ、ぐるっと回って正面に出て、ようやく立派な日帰り温泉としての建物が見えた。
内湯は加熱掛け流し。露天風呂は循環。お湯は無色透明で、入って一呼吸おいてからにゅるりんと鰻を掴んだようなトロミある感触になる。
それより驚いたのは内湯でほんのりとゆで卵臭が感じられること。東京の温泉でこのにおいが嗅げるとは思っていなかった。
露天風呂ではさすがにゆで卵臭は感知しないが、かわりに手触りのにゅるりん度は増す。面白いくらいににゅるにゅるする。
露天風呂のすぐ外側は森で、しかも外の景色と隔てる柵が細い。つまりさえぎるものがほとんどない。まさに森林浴できる露天風呂。
夏休み中にあたるので、入浴客は子供を連れた家族連れが多かった。子供が沢山いる光景はほほえましい。思わず笑顔になっちゃう。
秋になれば山歩きの大人が増えそうではある。
湯上りには「森のテラス」。洒落た雰囲気で、かつ自然を見ながらごろごろできる。これは人気施設なのも当然だ。コテージに宿泊もできるので、うちの子たちが小さい頃に来るなら泊まりで来ただろうな。