子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温★★★★★ 泉質★★★★☆ お湯は適温、泉質も問題なし
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆ ベビーベッドはなし
子連れ家族のための温泉ポイント
東京都は温泉の数自体はそこまで少なくないのだが、宿泊できる温泉はめちゃめちゃ少ない。ローリーで運んでくるのを別にして、温泉地でカウントすると全国ワースト3に入るほど。
その数少ない温泉旅館の一つ、奥多摩にある「三河屋旅館」はなんと自家源泉所有。東京都ではかなり希少な存在。
ただし、温泉とはいっても成分が薄く温度も低いいわゆる泉質名の付かない規定泉。メタホウ酸が5.7mg含まれていたので何とか天然温泉を名乗れる(メタホウ酸は5.0mg以上で温泉)
お風呂は内湯が男女各1つ。窓の広い長方形の浴槽で、緑が見える雰囲気はとても良い。窓は虫が入るから開けるなと脱衣所に張り紙があったので、開けたかったけど開けられなかった。
男湯の方は女湯からさらに階段を下りていくが、特に川が見えるわけではないらしい。
お湯は無色透明で、特に塩素消毒臭がすることもなく、わずかに何らかの温泉臭がする。水道水とは違う弱いすべすべ感があり、浴槽の縁近くには泡が集まっている。
湯口とは逆側に2人分の圧注浴があり、これが誠にビミョーな高さ。座ると肩甲骨直撃で肩にも腰にも届かず、仕方なく踵を立てて正座するとウエストに当たるようになった。まあこれでいいか。
お風呂についてはこんな感じだが、食事は山の中の旅館らしくヤマメの刺身や自家製こんにゃくが出た。焼き魚もヤマメでたいそう美味しかった。東京都の水産試験場で大きく育てたヤマメらしい。
ロビーに無料のマッサージチェアがあったのはうれしかったが、夕方ここに座っていたら完全に蚊の餌食になってしまった。特に足の裏を指されたのがヤバかった。かゆすぎて死ぬ。
翌朝チェックアウト時に大きなリュックを持った大勢の人がたむろしていたので、昨夜の泊まりは私たちだけだったのにと思ったら、これから山に登る人たちが荷物を預けていくようだ。下山したらここに泊まるみたい。登山客の利用も多い宿なのだ。