子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質 ★★★☆☆ 塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★☆ あまり小さい子を連れて行く雰囲気ではない
子連れ家族のための温泉ポイント
とにかくやたらとルールが厳しい温泉だということと、めちゃめちゃいい温泉だという2つの情報だけは知っていた。
まず入り口前にね、ぎっしりと注意書きの書かれた看板が複数立ってるの。そしてご利用帖記入台というのがあって、そこで11項目の入場規定(体調や持ち込みの申告)を守って、個人情報などを記入した利用帖を受付で提出する必要がある(2022年5月時点)。
その利用帖のチェック項目に引っ掛けとも思える質問もあるのだが、看板に正解が明記されているのでそれを先に呼んでから書くといい。
とにかくここは観光で来た、通りすがりに見つけたから寄ったという理由での入館は許されない。湯治、健康の維持のためといった確固たる目的があって初めて入浴が許される所なのだ。
記入した用紙を受付で提出し、入浴料を払ったらタオル(とマスク)以外の荷物は全て貴重品ロッカーに仕舞う。スマホはもちろんのこと、ペットボトルの飲料も許されない。そもそもロッカーがかなり小さいので、車で来たならタオルと財布以外は車に置いてから来るのが無難。
浴室は予想外に広く洒落ていた。
三角屋根の半露天風呂といった雰囲気。新しくはないが、お湯の色が綺麗なのでとても映える。ミルキーな黄緑色の濁り湯。浴槽の内側が硫黄成分でクリーム色に染まっていて、それゆえにお湯が南の海のような色に見えるのだ。
決して粉っぽくはないのに底が見えないほどの濁り。猛烈な灯油臭。すぐ近くにニッカウヰスキーの栃木工場があるが、このにおいがそっちまで攻撃していないか心配になるほど。
そして体が少し浮くくらいに塩分が濃く感じる。こんなに硫黄成分が多くてアブラ臭いのに濃度は高張性ですってとんでもなくない?
お風呂から外を見ると、外側が囲われた庭のようなスペースに、ディズニーの七人の小人の像みたいなのが飾ってあって、ますます異世界感。なんなの?
とにかくお湯のパワーが強すぎて、精神的に弱っていたら負けそう。一度ぐったりしてから生き返るか。
あとは周辺に猫ちゃんがいっぱいいる。しゃがむと勝手に膝の上に上がって降りないくらい人に懐いてる。きっとみんなに可愛がられてるんだろうね。