宇都宮天然温泉ベルさくらの湯

子連れ家族のための温泉ポイント

温度★★★★★　泉質★★★★☆　　　塩分が強いので長湯に注意
設備★★★★★　雰囲気★★☆☆☆　　おむつ着用入浴不可

宇都宮天然温泉ベルさくらの湯体験レポート

ベルさくらの湯は巨大なショッピングモールの一角にある日帰り温泉

　JR宇都宮駅からバス・車で10～15分ほど、駅前のロータリーから真っ直ぐ東に伸びる県道64号線こと宇都宮向田線を行くと、右手に大きなショッピングモールが見えてくる。
　イトーヨーカドーを中心に、家電量販店のケーズデンキ、スポーツクラブ、映画館などを兼ね備え、その一角に日帰り温泉のベルさくらの湯もある。
　駐車場も大きく、バスの本数も多く、買い物ついでに寄るにはもってこいの立地。

　宇都宮に寄る機会があったので、ザ・グランドスパ南大門に行った後、バスでアクセスした。
　宇都宮駅からベルモール行きのバスは、みやバス、東野バス、JRバスの三社が走らせているが、みやバスが本数も多く運賃も安い。

　大きな日帰り温泉で、設備も充実している。北関東で最大級の日帰り温泉との触れ込みだ。
　浴室に入ると正面の広い窓から露天風呂が見えるが、町中の一般的なスーパー銭湯系露天風呂とそんなに作りは違わないと思うのだが、見せ方が上手いのか感じよく見える。
　多種ある浴槽のうち、色のついているものは温泉が張られ、無色透明なものは汲み上げた井戸水が使われている。
　井泉使用の浴槽はすべて循環式だが、温泉浴槽の方は循環及び、露天風呂の一部は源泉掛け流しで使用されている。

　温泉のお湯は赤土を溶かしたような濃いオレンジ色の濁り湯。沈めた腕の先が見えないくらいに濁っている。
　源泉温度は60度以上と熱いが、安易に加水せず熱交換で適温に調節されている。
　露天風呂の岩風呂は、岩のお湯に浸かっている部分は黒く、お湯と岩の境目や床は赤茶色に染まっている。

　肌触りは軽くきしつく。
　臭いはそれほど強くなく、油系の臭いがするのかと思ったら、意外にも植物の発酵したような甘い臭い。モール臭っぽい。

　常連さんによるとその日はいつもよりぬるめだと言うが、本当に適温で岩に頭をもたせていると、うとうとしてくる。
　風に乗ってふわっといい匂いがすると思ったら露天風呂の隅に咲く金木犀だった。

　長く入っていると足がちりちりしてきた。濃いめの塩泉に入っていると時々こんな感じになる。

　本当はベルさくらの湯の後は極楽湯宇都宮店に寄って〆ようと思っていたが、時間の関係で寄れなかった。
　でもここの温泉で十分に満足できたので後悔していない。
　ちなみに極楽湯に行かなかった代わりに隣のケーズデンキで一眼レフカメラを衝動買いしてしまった(一番安い奴だけど、初めての一眼レフ)。
　ショッピングモールにある日帰り温泉は別の意味でやばい。