子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★☆☆ 温度はぬるめもあり、濁り湯なので深さがわかりにくい
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 薬師の湯はベビーベッドあり、瑠璃の湯はベンチのみ
子連れ家族のための温泉ポイント
最初に言うとだな、安ければだいたい許す!高い宿でいまいちなところがあればがっかりもするが、安い場合は笑ってすます。こういうのもまあアリだよねって。
この時の「湯守 釜屋」は2食付きで税込み14,800円だった。えっ?全然安くない?いやこれ、2人分の値段だから。それに平日じゃなくて週末だったよ。釜屋といえばなかなかの老舗。安いでしょ。
でも安いから本館じゃなくて別館のガーデンハウスじゃないかと思ったらやっぱりそうだった。釜屋には敷地内に別館がある。お風呂はどちらに泊まっても両方入れるが、食事などいったん外を通らなきゃいけないから悪天候の日なんかはちょっと難儀するね。屋根がないし、冬は凍っていて滑りやすい。
食事はかなりいまいちだった。別に冷えたお弁当が出てきたわけじゃないからそれはいいんだけど(私はお弁当は好きじゃない。ご飯は冷めて固いし、隣り合ったおかずのにおいが混在するから)、一言で言うと修学旅行か合宿所の夕ご飯だね。
なお朝食は普通。
ガーデンハウスの館内はこれまた合宿所然としていて非常に簡素。2階建てでエレベーターはない。でもお部屋は十分な広さがあって清潔で温かく必要なものもそろっている。玄関や廊下など部屋の外の風情を求めなければ十分。
本館のロビーなどはちゃんとしているが、ロビーしかWi-Fiがつながらなくて不便だった(2020年1月当時)。そして昔の玄関とおぼしきガーデンハウス側の出入口はかなり寂れているのも否めない。
お風呂に関しては薬師の湯、瑠璃の湯(+露天風呂の緞子の湯)、ガーデンハウスの浴室と3種類入れる。
夕方に最初に入ったのは薬師の湯。冬なので内湯の湯気はすごい。浴槽は2つで大きい方はきもちぬるめ、小さい方はさらに体温よりぬるい。私にはぬるすぎたがゆっくり交互浴するにはいいかも。
灰色の濁り湯で擦ったマッチのような新鮮な硫化水素臭。後から金属臭とゆで卵臭が追ってくる。キシキシの肌触り。
夕食後は瑠璃の湯へ。こちらも内湯は2つ。露天風呂 緞子の湯もあって全部おおむね熱め。特に露天風呂が熱い。色は緑が少し入った灰色の強い濁り湯。
最後に寝る前にガーデンハウスのお風呂にも行く。ここは長方形の浴槽で、カランが硫黄で真っ黒になっていた。においはゆで卵臭が強い。
お湯はやっぱり少しぬるく、湯口の近くで混ぜても混ぜても冷えたお湯が寄ってくる。入っている間は寒かったが、さすがは奥日光湯元の湯、部屋に戻って寝ようとするとやたらとポカポカ温まっている。本当に寒さ知らずだよ。
実は釜屋は2002年にも子供たちを連れて泊まっている。当時は風流な混浴露天風呂もあったのだが、もうそのお風呂自体取り壊されて久しい。そもそも既に経営者が変わっている。日光マスターの友人フルリーナさんに伺った話では、当時の釜屋の経営者は今はスパビレッジカマヤを経営しているそうだ。そのうちそちらに泊まりに行きたい。