子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★☆☆ 濁り湯で深さがわかりにくいので注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
「ほのかな宿 樹林」は奥日光湯元温泉街のとは湯川の対岸、日光湯元温泉スキー場に近い位置に建っている。リゾートホテルらしい佇まいだが、近づくとどちらかというとスキー合宿や修学旅行生向けなのかもという気もしてきた。
どうも一般向けの日帰り入浴は受け付けていないらしい。しかし冬季の奥日光湯元温泉に泊まると手に入る「湯巡り手形」には対象施設として記載されている。なのにフロントには伝わっていないようで、入れるまですったもんだあった。
なお、これをまとめている2020年冬~2021年春シーズンはコロナ対応で湯巡り手形は中止だった模様(このレポートの体験はその1年前のもの)。
浴室はたいそう立派で広々として明るい。2面分取られた窓が大きく、見える景色も今にも野生動物が顔をのぞかせそうな雪の林。加水しているというお湯は緑色が強く、奥日光湯元のお湯にしては透明に近く見えたが、やはり底までは透けない。金属臭が強く、刺激的な硫化水素とゆで卵のにおいも。
露天風呂は長方形の木の浴槽で、そこに至る足元が凍っているので難儀した。冷たいし滑りそう。
お湯の温度は内湯、露天風呂ともに熱めで鮮度感もあった。湯上りの足がちりちりとしているほど。お湯はなかなかいい、気に入った。
「樹林」の露天風呂では面白いことが2つあった。1つは音。柵があって見えないもののすぐ隣にゲレンデがあり、リフトに人が乗るときのポーンポーンというサイレンが頻繁に聞こえてきて笑う。
もう1つは露天風呂の張り紙。「強い酸性の硫黄温泉から高級な木曽檜を守るため、特殊な樹脂で何層にもコーティングしてあります」的なことが書いてあったんだけど…酸性って…えーと…奥日光湯元温泉のお湯は酸性じゃなくて中性だよ、うん。