奥鬼怒温泉郷 八丁の湯

ログハウスの建つ関東最後の秘湯

  • 所在地 栃木県日光市川俣876 TEL 0288-96-0306
  • 泉質 男女別内湯 単純温泉(低張性中性高温泉) 源泉名:八丁の湯 第7号源泉、混浴露天風呂・女性用露天風呂 単純温泉(低張性中性高温泉) 源泉名:八丁の湯 第2・3・5号混合源泉
  • 日帰り入浴営業時間 9:00~15:00(女夫渕無料駐車場から徒歩90分 あるいは1人4000円の送迎・ランチ付き休憩パック(要予約)利用のこと)
  • 入浴料 大人800円
  • 設備等 男女別内湯、混浴露天風呂、女性用露天風呂、カフェ等
  • 公式サイトURL https://www.8tyo-no-yu.co.jp/
  • 私がたびハピで八丁の湯を紹介した記事⇒関東最後の秘湯・奥鬼怒温泉郷「八丁の湯」宿泊記
  • 私が旅色で八丁の湯を紹介したプラン記事⇒奥鬼怒の秘湯へ癒やし旅 夫婦で露天風呂を堪能
  • ※温泉の画像は取材で許可を得て撮影させていただいたものです。
[2023年1月のデータ ただし日帰り入浴営業時間、入浴料等は2024年2月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆  泉質★★★★☆ お湯はぬるめの浴槽もあり
  • 設備★☆☆☆☆ 雰囲気★★★★★ ベビーベッドなどはなし

奥鬼怒温泉郷 八丁の湯 体験レポート

八丁の湯の石楠花の湯
八丁の湯の「石楠花の湯」

宿の送迎車を使うほかは、駐車場から90分歩かないとたどり着かない秘境の温泉。近くにはもう一軒「加仁湯」という宿があるだけで、周辺には他に何もない。

石段を上った上の石楠花の湯
「石楠花の湯」は階段を上った上にある

20年以上前に日帰りで訪れたことがある。その時の思い出は、階段を上ったところにある混浴の「石楠花の湯」。

八丁の湯の外観
八丁の湯の外観

夫と二人で混浴エリアの露天風呂に入っていたが、「石楠花の湯」は誰か先客がいたら入りにくそうだったので下で様子をうかがっていた。ようやく誰もいなくなったので階段を上って独占。満喫して降りたら、他の人が待っていてくれたと知った。

八丁の湯の館内図
八丁の湯の館内図

やっぱりみんな同じことを考えるのだ。誰もいなくなったら石段を上ろうと。

本館「山小屋八丁」の客室
本館「山小屋八丁」の客室
山小屋八丁のランプ
これも本館「山小屋八丁」の客室

さて、再訪したのは2023年1月。朝は晴れていたのに昼過ぎから雪が舞う1月の後半だ。

ヴィラロッジ八丁の客室
「ヴィラロッジ八丁」の客室
ヴィラロッジ八丁のお部屋
「ヴィラロッジ八丁」の客室を窓の方から

「八丁の湯」の宿泊は、湯治場風の雰囲気がある本館「山小屋八丁」とログハウス「ヴィラロッジ八丁」がある。この時はちょっと奮発して「ヴィラロッジ八丁」に泊まった。でも露天風呂付きの豪華な部屋ではなく(2023年1月はまだその部屋は工事中だった)、普通の2人部屋。

八丁の湯の玄関、受付
玄関と受付と薪ストーブ

お部屋や食事はたびハピの記事に詳しく書いたので、ここではお風呂メインで紹介する(たびハピの記事は文末で)。

ヒマーリカフェのカレー
「八丁の湯」のヒマーリカフェのカレー

「八丁の湯」のお風呂は、男女別の内湯、混浴露天風呂×3、女性専用露天風呂の5つ(男性は4つ)。源泉は分析書では第7号源泉が内湯、第2・3・5号混合源泉が露天風呂となっているが、実際はもう少し複雑。実際は「滝見の湯」と「女性専用露天風呂」、「石楠花の湯」と「雪見の湯」、男女別内湯と3つのグループに分けられる。

八丁の湯の混浴露天風呂
混浴露天風呂エリアを上から(下に見えているのは「滝見の湯」)
八丁の湯の「滝見の湯」
混浴露天風呂「滝見の湯」は、「石楠花の湯」の横を流れる滝が良く見える

岩風呂の混浴「滝見の湯」と「女性専用露天風呂」は比較的ぬるめで、硫化水素臭も控えめ。味は苦みがあるが、ゆで卵味は薄い。湯の花は消しゴムかす状の大きさで、白やベージュ、半透明なものがゆらゆら浮いている。肌触りはすべすべ。

混浴露天風呂「雪見の湯」
混浴露天風呂「雪見の湯」
八丁の湯の雪見の湯
「雪見の湯」は二番目に古い

四角い「雪見の湯」は八丁の湯で二番目に古いお風呂なのだそう。そしてここが湯舟では一番熱い。それでも43度ぐらいだから熱すぎはしない。硫化水素臭も一番強く感じ、消しゴムかす状の湯の花もとても多い。濃さを感じるので、個人的に一番楽しく入れたお風呂。

石楠花の湯の階段
「石楠花の湯」に続く階段

思い出の「石楠花の湯」は「滝見の湯」と「雪見の湯」の間ぐらいの温度。硫化水素臭も中間ぐらい。ただし湯の花は一番大きく成長して塊になっている。すべすべする肌触りは他のお風呂よりはっきりしているような。

混浴露天風呂の石楠花の湯
高い位置にある混浴露天風呂「石楠花の湯」

ちなみに「石楠花」の湯の階段はお風呂のために作られたものではなく、もともとはここは登山道の入口で、鬼怒沼まで道が続いていたそうだ。

八丁の湯の女性専用露天風呂
文章とは前後するが、こちらは女性専用露天風呂
八丁の湯の湯の花
八丁の湯のお湯は白い湯の花がいっぱい

最後は内湯。内湯の男湯は「八丁の湯」最古のお風呂。脱衣所や洗い場は最近作り直してピカピカになっているが、石の浴槽は昔のままなのだそう。

八丁の湯の男性用内湯
男湯内湯は八丁の湯で一番古い浴槽
八丁の湯の内湯の掛け湯槽
浴槽は古くても、掛け湯槽や脱衣所は新しい

一方、内湯の女湯は八角形で浴槽はアメーバ型と、どこかモダンな作り。お湯は浴槽内はぬるめで硫化水素臭は「石楠花の湯」ぐらい。滑る肌触りが強く、湯の花は他より少なめ。浴槽はぬるいが掛け湯は45度ぐらいと熱い。湯上りはこれを掛けて少し温まってから上がる。冬だからね。

八丁の湯の女湯内湯
女湯内湯は8角形の浴室にアメーバ型の浴槽

混浴露天風呂が多い宿だが、バスタオル巻きが許されているのは助かる。「女湯露天風呂」の脱衣所には脱水機の備え付けもあるので、びしょびしょのバスタオルもここで絞れる。また夜には女性専用タイムもあった。

八丁の湯の源泉
どの源泉だか忘れちゃったけど、窓から八丁の湯の源泉湧出場所が見える(中央左側)

とはいえ、やはりここの混浴露天風呂は絶景が売りだから、明るいうちにタオルでも巻いて女性にも入ってほしい。そして夜はもう露天風呂に行く気力が無かったので、内湯の掛け湯で足だけ温めて寝た(そのぶん昼間、いっぱい入ったからね)

八丁の湯の湯口

お風呂以外の詳細はたびハピの宿泊記で⇒関東最後の秘湯・奥鬼怒温泉郷「八丁の湯」宿泊記

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