大沢里温泉やまびこ荘

子連れ家族のための温泉ポイント

大沢里温泉やまびこ荘体験レポート

やまびこ荘の外観

支配人は「校長先生」と呼ばれていて、食事の時間には給食のチャイムが鳴る…なんて聞くと、とっても面白そうではないか。

館内の廊下、ノスタルジックでありながら綺麗

西伊豆町、大沢里（おおそうり）の「やまびこ荘」は、廃校となった小学校の校舎を利用した宿泊施設。一番の特徴は屋外プールで、なんと25メートルプールにたっぷりと温泉を入れるのだ。

教室が客室になっている

特に夏は人気が高く、2か月前から予約を受け付けるが、2日間で8月の予約が満室になってしまったこともあるのだそう。プールで泳げるしBBQもできるし、お値段も手ごろとくれば、家族連れが見逃さない。

客室はこんな感じ、冬だったのでコタツも

近くの沢では蛍が見られて、初めて蛍を見る子供たちはいたく感動するという。そりゃそうだろうねぇ。虫やカエルを追いかけまわしてそれは楽しい夏休みになると思う。うちも子供たちが小さい時に連れてきたかったなと思った。

食堂

その一方で、温泉プールはダイビングの合宿などにも使われるという。面白い。

浴室入口、錆びたロッカーがなんともいえない

温泉は非加水で、源泉温度は39.1度と体温より少しだけ温かいぬるゆ。温かい季節は非加熱で、寒くなるとボイラーで加熱して循環せず浴槽に供する。シャワーも源泉だそう。こりゃまた湯量豊富だね。だって25メートルプールを満たすほど湧いているということだから。

浴室

温泉の蛇口と水の蛇口

お風呂に浴槽は大小2つ。入った時は両方加熱されて、体感温度40度ぐらいの同じ温度だったが、通常は温度変化も付けられるように2つに分けているという。

加熱した温泉を出す蛇口はひねる所を外してある

熱湯蛇口にはいい感じに析出物が育っている

浴室全体に漂う木の香り。お湯はかなりとろみがあり、にゅるにゅるするほどの厚みはないが、ヌルヌルと滑らか。湯上がりはつるつるサラサラ。

浴槽は大小2つある

ところで訪問時はプールにお湯が入っていなかった。正確には少し入っていたが、まだまだ足りない。冬季はプールはお休みするので、清掃して新たにお湯を張り始めたばかりなのたった。完全にいっぱいになるまで2～3日掛かるそう。

そして外へ出てこの階段を降りると温泉を使った温水プール

この日はまだ水（お湯）が溜まっていなかった