新稲子川温泉 ユー・トリオ

温泉室内プールのある公共の施設

  • 所在地 〒419-0311 静岡県富士宮市上稲子1219 TEL 0544-66-0175
  • 泉質 カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉(源泉名 稲子川温泉  稲子3号)
  • 公式サイトURL http://u-trio.com/
  • 入浴休憩料(プール利用料込み)
     ・1時間30分まで 大人(中学生以上)510円、小人(小学生以下)250円
     ・3時間まで 大人820円、小人510円
     ・1日 大人1,030円、小人620円
  • 営業時間 10:00~20:00(最終入館18:30)
  • 定休日 木曜日(祝日の場合はその翌日)、施設点検日
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、室内温泉プール、大広間休憩室、貸切和室(有料)、食事処、体験工房、バーベキュー場、テニスコート、川遊び施設など
[2010年5月及び2005年8月のデータ ただし利用料金・営業時間等は2019年7月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★★ 泉質★★★★☆  湯温は適温、特に露天風呂はぬるめ、泉質も特に問題なし
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★☆☆☆ 脱衣所にベビーベッド有り、リーズナブルで室内温泉プールもあって子連れにお勧め

新稲子川温泉 ユートリオ 体験レポート

ユートリオの外観 ユートリオの温泉プール(室内プール)
ユートリオの外観と室内温泉プール

 富士川を中心に南北に細長い町、芝川町。
 この芝川町がふるさと創生事業の一環として富士川の支流、稲子川沿いで温泉掘削を行ったところ、平成2年の秋に28.4度と低めながら湯量豊富な源泉を得ることができ、この温泉を活かした施設ユー・トリオが建設されることになった。
 そしてユー・トリオは、温泉、室内温水プール、テニスコート、バーベキュー場、さらに竹細工が体験できる体験工房など備えた芝川町一番の観光名所としてオープンした。

 富士五湖で遊んだ後、朝霧高原からアクセスしたが、途中で道を一本間違えて随分時間をくってしまった。
 ようやく現在地を把握した後、くねくねと車は峠を登っていき、なるほど温泉は見晴らしの良い丘の上かと思えば、今度はくねくねと果てしなく下っていく。
 後で地図を見たらここは桜峠という峠で、道は細くとも国道だった。

 後部座席の子供たちが車酔いしてもう限界かと思った頃、ようやく新稲子川温泉ユートリオに到着した。
 駐車場は細長く、それほど大きな施設には見えなかったが、庭園を抜けて入り口に着くと、田舎道からは違和感を感じるほど立派な建物が待っていた。

 ユートリオは室内温水プールも温泉水使用だ。
 プールと浴室の更衣室は別々でいちいち服を着ないと移動できないのがちょっと面倒。
 なかなか立派な室内プールで、泳ぐプールゾーンの他、浅い幼児用プール、健康増進用の歩行浴、寝湯とジャグジーもある。無いのはぞうさん滑り台ぐらいだ。

ユートリオの露天風呂 ユートリオの湯口
ユートリオの露天風呂と湯口

 お風呂ゾーンは階段を下りていく。
 プールの更衣室にもベビーベッドがあったので、もちろんお風呂の脱衣所にもベビーベッドがある。
 内湯に入ったとたん、あまり嗅いだことのない臭い。
 内湯は二つ浴槽があり、ひとつは適温で圧注浴のついた大きなお風呂、もうひとつは水風呂だ。
 ボディーソープが柑橘系の臭いだったので、浴室内に充満しているのはこの臭いかと思ったが、お湯からも湯口からも特徴的な臭いがする。
 喩えて言うなら痛みかけた温州みかん。

 露天風呂は細長い岩風呂。
 ここには内湯の二つのお風呂のちょうど中間ぐらいのぬるめのお湯が張られている。
 湯口や岩には小さな鍾乳石のようなごつごつができている。
 川は立ち上がらないと見えないが、ちょうど温度と浅さが落ち着く感じだ。
 ユートリオのお湯は加熱・循環・塩素投入ではあるけれど、塩素の臭いはごくわずかで泡付きも良い。
 肌触りはかなりぎしぎしときて、湯上がりはさらっとはしないけれど、時間が経つとパウダーをはたいたようなさらさら感が出てくる。

 ユートリオで夕食も食べて帰ろうと思ったが、残念ながらここの食堂は午後五時半で終わりだった。
 もう桜峠を越えるのはやめにして、このまま南下して途中で東へ入ろう。
 山里の景色を見ながら行くと、やがて夕暮れ時の富士川に出た。
 まだまだ見たことのない景色が知らない道の先に待っている。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 隣接して公園もあるし、室内温水プール、体験工房などついているので、このユー・トリオだけで十分遊べる