子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ お部屋に温泉ついてるので問題なし
子連れ家族のための温泉ポイント
我が家にしてはめっちゃ高級感のある宿である。全室が離れのメゾネットタイプで全室がオーシャンビューの内湯&露天風呂の温泉付き。贅沢ぅ!
某旅行系SNS「RECOTORI」のキャンペーンでトップを獲って頂いた旅行券をここにつぎ込んだのだ(別に「某」はいらなかったか)。どうせなら我が家が背伸びして泊まれる宿の高い部屋プランじゃなくて、我が家がそもそも検討しないような全体として高い宿に泊まろうと探して見つけたところ。
でも高い宿の中では一番安い部屋しか予約できなかった庶民。しょうがない。お宿うち山の高い部屋には私では手が届かなかった。しょぼーん。
さて、この宿は伊豆高原の大室山の麓にある。外観はこじんまりとしてそれほど目立たない。でも本当に泊まって良かった。もちろん料理も極上だったが、ちょっとしたポイントが何かとラグジュアリー(語彙力よ)。部屋に入った途端いい香りがするなぁと思ったら、お茶を香のように焚いてるのね。それが甘いお茶の香りから、翌朝にはだんだんと香ばしくなっていって、その変化がまた滞在時間の残りを感じさせるというか…
とりあえずいつものように、部屋や料理やサービスについては記事の方に詳しく書いたので、ここでは温泉の話をしたい。記事はこちらをご覧ください(タイトルは私じゃなくて編集部が付けたんで気にしないで) ⇒お宿うち山宿泊記。料理長笠原龍司氏の懐石料理が芸術品で食事も満足
ここの温泉は大室温泉株式会社から配湯を受けている源泉で、あれこれ混合して(詳細は不明)温度は36.8度、pHは8.6の単純泉だ。
宿に届くまでに冷めるわけで加熱しないと入れないが、循環はせず加熱した地下水を足すことで温度を上げている。だから加水加熱だけど非循環ということになる。塩素消毒も不要との話。また浴槽の底に穴があり、そこからお湯を抜くことで掛け流しではできない対流を作っているとのこと。この場合の掛け流しとはいわゆる源泉掛け流しではなく、単に湯舟の縁からお湯を溢れさせるかどうかという話だと思う。
私が泊まった「われもこう」の部屋は、内湯は石造りの一人サイズ、露天風呂は木製で2人ぐらいで入れる。
露天風呂からは海は見えず、空しか見えないという状態だが、室内からは露天風呂越しに海が見えるように計算してデザインされている。
温度はフロント側で各部屋、各浴槽ごとにコントロールしているが、基本的に熱くすることしかできない。内湯は熱すぎたら蛇口をひねって加水、露天風呂は外気で冷ませばいいか。
お湯はさっぱりとして軽いキシつきがあり、海苔の佃煮のようなにおいが少しだけ。それほど特徴のしっかりした温泉ではない。
とはいえ、部屋に露天風呂が付いているのは極楽極楽。もうここに入って夜空を見上げていると、お金持ちなら毎月でもここに泊まれるのに!…いや、違う、夜空を見上げているとなんともロマンティックな気分にひたれるのだ。