熱海来宮の湯 松月

来宮駅から徒歩5分、来宮神社ほとりで湧く源泉使用

  • 所在地 静岡県熱海市上宿町19-5 TEL 0557-81-2878
  • 泉質 ナトリウム・カルシウム―塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) 源泉名:来の宮湯(3源泉の混合泉)
  • 設備等 男女別内湯など
  • 日帰り入浴 おそらくやっていないかと
  • 公式サイトURL https://atami-shogetsu.com/
[2022年2月のデータ ただし入浴料、営業時間等は2023年1月のデータ]

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  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆  塩泉なので長湯に注意
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆  設備は女湯を見ていないので判断できない

熱海来宮の湯 松月 体験レポート

熱海来宮の湯 松月

「○○温泉」と温泉地名が付いているのは宿泊を伴う施設があるところだけ(日帰り温泉しかないところは温泉地名無し)というが、ここは熱海温泉の一部というくくりでいいのか?それとも熱海来宮の湯温泉なのか?…まあ熱海温泉かな。

熱海来宮の湯 松月の外観

ちなみに源泉名は「来の宮湯」で、こちらは来宮の来と宮の間に「の」が入る(通常は来宮だけで「きのみや」)。来宮神社の東で湧く熱海143号源泉をメインで引いて、タンクに貯めて使っていると思われる。

熱海来宮の湯 松月の玄関

ともあれここは温泉旅館で、場所は熱海駅から一駅の来宮駅から徒歩5分ほど。一人泊可能で駅から近かったので選んだ。朝食も無料サービスで付いてきた。

熱海来宮の湯 松月の館内の階段
館内

ちゃんとした旅館のようにも見えるが、外国人をターゲットにしたゲストハウスのようにも見える。

熱海来宮の湯 松月の客室
泊まった客室

受付時にお風呂はここですよと教えられたところに行ってみると「男湯」だった。それで「女湯」はどこかと探してうろうろしていたら、スタッフに「今日は男性は泊まっていないから男湯を女湯として使って」と言われた。

卓球場もあるんだ

浴槽の縁が石で中がポリバスながら、4~5人ぐらい入れそうな大きさ。浴室は柱や窓の形が凝っている。綺麗な浴室だが部分的に洋風で、ちぐはぐ感もある。

男湯の暖簾
案内された浴室には「男湯」の表示が
脱衣所
脱衣所

源泉は熱いので注意、加水していると表示があったが、浴槽内のお湯の温度は40度前後のぬるさ。2月だったのでこれでは寒い。ちなみに「源泉」と書かれた蛇口は閉めてあった。

松月の浴室
男湯の浴室

そこでさすがに熱いお湯を足しても良かろうと温泉蛇口を少しひねってみたが、水みたいな冷たい液体が出るだけ。このままじゃ風邪を引くと思い悩んで、えいやっと温泉蛇口をいっぱいまでひねってみた。これで大量の水が出たら冷え切って死ぬ。

温泉の蛇口
温泉の蛇口と水の蛇口があったので温泉を少し出してみた

一気に大量の源泉を出させたら、熱いお湯が出てきてホッとした。出てきたお湯の温度は50度ほどだ。最初からこうすれば良かった。

温泉の蛇口を全開に
思い切って温泉の蛇口を全開に

源泉の味は薄塩味で、少し甘みと渋みもあるが苦さは弱い。においは淡いが海というか、海藻っぽい。少しキシつきがあり、湯上りは指がつるつるに。

茶色い湯の花
浴槽の底に沈んだ湯の花

ようやく浴槽内が温まってきた。生き返った。思い切って蛇口をひねってみて本当に良かった。ちなみに朝風呂で入った時は、浴槽の底にそばかすみたいに茶色の粒状湯の花が少し散らばっていた。

松月の無料朝食会場
無料朝食の会場

後から聞いたが、実は女湯の方が広い岩風呂だったのだそう。そこは温度調節不可の源泉掛け流しで、湯量を絞って温度を下げているそう。ただ約1年遅れでこのレポートを書いている2023年1月現在の公式サイトで女湯として紹介されている浴室は岩風呂ではない。この時聞いた岩風呂はもう使われていないのかもしれない。

松月の朝食
パンとドリンクが用意されている
松月の無料朝食サービス
私の朝食はこれで十分満足(できればコーヒーより紅茶が嬉しい)

立地もコスパもとても良い宿だったが、夜はけっこう冷えた。聞くとこんなに冷える日は熱海では珍しいのだそうだ。確かに熱海といえば温暖というイメージだからな。そして男湯に案内された時に今日は男性は泊まっていないと聞いたけど、実態は私一人しか泊まっていなかったっぽいぞ。

松月の眺め
部屋の窓からはギリギリ熱海の海が見えた

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