子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ お湯の温度、泉質は特に問題なし
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
大型の旅館で市の源泉を引いている。源泉温度は分析書によると25.6度と単純泉を名乗るにはギリッギリ。あと僅かに源泉温度が下がったら泉質名が付かないし、下手したら温泉じゃなくなるかも!?
※源泉温度が25度を切ると、既定の成分が含まれていない場合は温泉の定義から離れる。
とはいえ現在はれっきとした温泉。pHは9.07あるのでアルカリ泉としての特徴はあると思う。また脱衣所にバスタオルが自由に使えるように置いてあるのはうれしいサービス。
内湯はごくシンプルなお風呂だが、露天風呂には気泡浴、ジェットバス、打たせ湯とバリエーション豊富な浴槽がある。この露天風呂は「琵琶湖を一望」と公式サイトに明記されていたが……気が生い茂り、目隠しのすだれでほとんど見えない。
お湯は無色透明。夜に入った時はほとんど塩素臭はしなかったが、朝風呂ではけっこう塩素臭かった。手触りは弱いつるつる感があるが、朝風呂の内湯ではかなりはっきりしたつるつる感があった。薄く肌の表面にふわっと浮くような感触のあるつるつる感。
浴室にはぬるめのドライサウナがあり、隅の方に目立たない水風呂がある。
この水風呂がくせもの。口コミで誰かがサウナの水風呂としては温かすぎると書いたら、宿からの返答に、あれは非加熱源泉風呂とあった。えっ、なんですと!
確かにこの水風呂、入ってみると体感温度は30度~34度ぐらい。水風呂としては温かすぎるし、分析書の源泉温度より少し温かいぐらい。
しかしさすがに体温よりは低いので入っているとだんだん寒くなる。夏なら最高だと思うけど、なんせもう秋も深まる11月。
そんなわけで、サウナでととのうのではなく、まず水風呂にじっくり入って、寒くなったらサウナで暖を取るということを繰り返した私。サウナの使い方としては絶対間違っている。
なお湯上りは肌がサラサラとするが、あまり温まった気はしない。それと、お風呂からはあまり琵琶湖は見えなかったが、朝になったら部屋からはよく見えた。なんだかんだで景色の良い宿だった。