子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★☆☆ 塩分が濃いので長湯に注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★☆ おむつ児は大浴場利用不可、貸切風呂は可
子連れ家族のための温泉ポイント
私の中では埼玉最強温泉の位置づけ。
とても気に入ったあまり、当時(2022年)、Yahoo!クリエイターズプログラムとニフティ温泉に立て続けに記事を書いてしまったので、もう改めてここに書くことがあるのか?
場所は三郷市。家から近くも無いし、観光で寄る感じの場所でもない。それでなかなか行くのが遅れてしまったという言い訳。
入った感想は、とにかく濃いわ。惜しみなく濃いわ。高張性のお湯、強塩泉などが割合としてどのくらいあるものかわからないが、全国ではそれほど多くは無く、一方、首都圏を1000メートル以上掘ると結構出てくるという印象がある。その中でもここは濃くて無加工。
となると、お湯のパワーが半端ない。ものすごく搾り取られる。ギューッて感じ。お湯の色は透明、緑、黄色、爽健美茶色、黒ウーロン茶色まで変化するそう。
入ると強い鉄臭と粘土っぽいにおい。湯口では木材臭もする。肌触りは入った瞬間は塩分濃度からビリビリと刺激的で、そのあとすべすべしだし、さらに長く入っていると滑りが悪くなってくる。
朝一は油が浮いていることもあるらしい。湯上りは海で遊んだ後みたいにベタベタ。
オーナーに伺った話で一番好きなのは、650~700m掘って26度(25度を超えれば天然温泉が名乗れる)のお湯が出たが、それでは加温しなくてはならない。
さらに1670mまで掘ったら温度は上がったが湯量が減りだした。
そこで1,500mから汲み上げることにした。ここなら建物2階に作る浴室の全浴槽を掛け流しにする湯量が確保でき、かつ2階までポンプアップしてちょうど入浴に適した温度になるからと。
加水も加温も、もちろん循環も塩素消毒もしないで掛け流せるのにはちゃんと計算しつくされた理由があるのだった。このこだわりが半端ない。
施設としては決して派手じゃない。食事処や休憩室はあるけど無料Wi-Fiすら飛んでない。でも本物の温泉と言うのはこういうところに潜んでいるのかも。
泉質の好き好きや、入浴料が安くないというのはあるけれど、マジで東北や九州のいわゆるマニアおすすめ温泉にも決して負けない「早稲田天然温泉 めぐみの湯」を応援していきたい。