杉戸天然温泉 雅楽の湯(うたのゆ)

東武動物公園近くの掛け流し日帰り温泉

  • 所在地 〒345-0036 埼玉県北葛飾郡杉戸町字雅楽2517 TEL 0480-53-4126
  • 公式サイトURI http://www.utanoyu.com/
  • 泉質 ナトリウム-塩化物温泉(高張性・中性・高温泉) 源泉名 杉戸みやび温泉
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、サウナ、岩盤浴、大広間休憩室、食事処など
  • 入館料
    大人
     10時から19時までの入館 平日980円、土日祝日1,080円(タオルセット+館内着付き)
     19時以降の入館(夜割引) 平日780円、土日祝日880円(タオルセット付き)
    小人(3歳~小学生) 平日580円、土日祝日680円(タオルセット付き)
  • 営業時間 10:00~24:00(受付は23時半まで)
  • 定休日 年中無休(年間数回メンテナンス休業有り)
[2012年4月のデータ]

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  • 温度★★★★★ 泉質★★★★☆  ぬるめ浴槽有り、泉質は特に問題ないが塩分が強いので長湯に注意
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆  休憩室有り

杉戸天然温泉 雅楽の湯(うたのゆ) 体験レポート

杉戸天然温泉雅楽の湯 外観写真 杉戸天然温泉雅楽の湯 露天風呂
杉戸天然温泉雅楽の湯の外観と庭園の露天風呂

 子どもが小さいうちに連れていこうと思って、行きそびれてしまった観光地のひとつに東武動物公園がある。
 東武動物公園近隣の埼玉県杉戸町は、もっと都内からアクセスしづらい場所にあるのかと思っていたが、今回、田園都市線の渋谷駅から乗り換えなし直通で、 東武動物公園駅まで辿りつくことができるのを知り驚いた。
 車窓の景色は地下鉄から地上へ、いつしか家々の間隔もまばらとなり、制服姿の学生や、年配の人の乗降を見ているうちに東武動物公園駅に到着。
 東武伊勢崎線と東武日光線が分岐する東武動物公園駅は、元々は近隣の地名から杉戸駅という名だったが、1981年に東武動物公園の開園に伴い、現在の駅名となった。

 杉戸天然温泉雅楽の湯は、東武動物公園駅から見ると、東武動物公園とは線路の反対側にある。
 駅から歩くとなるとかなり遠く感じるが、一時間に2本のシャトルバスが出ているのでこちらを使えば便利だ。
 シャトルバスの時間が合わない場合は駅からタクシーを使ってもワンメーター程度でアクセスできる。

杉戸天然温泉雅楽の湯 露天風呂の湯口 杉戸天然温泉雅楽の湯 露天風呂の休憩所

 首都圏郊外の日帰り温泉としては高級志向の温泉であるとも言える。
 オープンしたばかりで全てが新しいからだけでなく、こだわりぬいて設備をそろえてある。
 館内着が複数のデザインから選べるのは女性に嬉しい。
 ビュッフェ式の食事処や岩盤浴の設備なども洒落ていて、都心部の高級日帰り温泉にも引けをとらない。
 何より露天風呂の敷地の広さに驚いた。住宅街の日帰り温泉とは思えない贅沢さ。
 そこここに花をつけた庭木を植えて、花見をしながらのんびり湯につかることができるようになっている。

杉戸天然温泉雅楽の湯生源泉掛け流し内湯 杉戸天然温泉雅楽の湯 シルク風呂
生源泉掛け流し内湯とシルク風呂

 お湯は底の見えない黄茶色の濁り湯。
 埼玉から東京あたりの地下を深く掘ると湧いてくることの多い塩泉だ。
 金属の臭いの強いしょっぱい湯だが、内湯の生源泉掛け流し浴槽の湯口近くでは、ほんのりと山の温泉のような茹で卵の臭いも楽しめる。
 そうそう、源泉は露天風呂の岩風呂や一人占め気分の味わえるつぼ湯にもなみなみと張られているが、お勧めは何と言っても内湯の生源泉掛け流し風呂。
 手を加えない新鮮な源泉掛け流しで、窓の外の景色を眺めながらのんびりつかるのがいい。
 杉戸天然温泉の源泉は46度と、高すぎず低すぎず入浴に使うには非常に恵まれている。

杉戸天然温泉雅楽の湯 露天風呂のつぼ湯

 東武動物公園に行きそびれたまま子どもも大きくなってしまったが、観光地に行くときは、必ずその近所に日帰り温泉を探すのが常となっている。
 帰りがけに利用して、さっぱりして家路つきたい。利用時間によっては、渋滞緩和にも役立つ。
 当時、ここがあったなら、文句なしに寄っていたと思う。
 そんなことを思いながら施設を後にすれば、川べりに満開の桜、また桜。

近隣の子連れ遊び場情報

※庭園露天風呂、湯口、つぼ湯の画像はドライブde温泉あやさん、お休み処、生源泉掛け流し風呂、 シルク風呂の画像は義満さんに許可を得てお借りしたものです。