子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温 ★★★★☆ 泉質 ★★★★★ 大浴場の浴槽の1/3はとても浅くてお座りの赤ちゃんでも
- 設備 ★★★★★ 雰囲気 ★☆☆☆☆ 男女脱衣所にベビーベッド有り、テルメゾーンに子供向けプール有り
子連れ家族のための温泉ポイント
梅雨時は小さい子どもを持つ家族にとっては頭の痛い季節。外で遊べないと、子供達もストレスを溜める。そんなとき、都合がよいのが、室内プールの存在だ。温泉の室内プールなら、 温泉も楽しめて一石二鳥。
というわけで向かったのが、かすかべ湯元温泉。前回、同じ様なシチュエーションで出かけた、同じく埼玉のクアパレスおがの に比べると、水着ゾーンはクア専用ではなく完全にプール扱い、都心から近い、その分料金設定も高い、という感じ。
具体的にクア専用ではなくプールである利点を述べると、泳いでも良い。水の掛け合いをして良い。多少騒いでも良い。浮き輪、ビーチボールなどを持ち込んで良い、などが挙げられる。
子供達にとっては、もちろんプールの方がいい。心おきなく遊べる。
ここの幼児用プールには、ぞうさんと恐竜のふたつの滑り台があって、子供達も大喜びだ。
テルメゾーンは、半円形の大きな浴槽が二つと、その周りに幼児用プールと、さらに八角形の小さな浴槽がいくつか並んでいる。
このうち、幼児用プールと、八角形の浴槽のうちいくつかには、沸かし湯がはられている。残りが温泉浴槽になる。
また、幼児用プールの先には大人用の25mプールがあり、こちらはスイミングキャップ着用のこと。
子供達はプールに夢中だから、親は交代で、すぐ後ろの温泉浴槽に浸かりに行くことができる。
大きな浴槽には寝湯のジャグジーが、八角形の浴槽にもそれぞれジェットバスや気泡湯の設備がある。
とにかく温泉のつもりで寝湯でくつろいでいると、いきなり目の前を浮き輪に水中メガネの子供が通過したりして、不思議な感じ。
結局、温泉に着いたのが昼の12時で、一時間ほどプールで遊び、館内のレストランで食事をとってから、再び午後3時半ぐらいまでプールで遊ぶ羽目になった。
館内レストランは、和室の広間、セルフサービスの和風ファーストフード系(ラーメンやポテトなど)、焼き肉専門店など多数。ゲームコーナーや、映画を上映するムービーコーナー、 貸切宴会室などもある。私は入ったことがないのでよく判らないのだが、ダンナ曰く「いかにもちょっと前に流行った健康ランド的」。
さんざんプールで遊んだ後、ようやくお風呂で髪や体を洗って帰ろうということになった。更衣室は共通で、そこで水着を脱いで、浴室へ移動する。
大浴場も岩の露天風呂、バイブラバス、ジェットバス、サウナ、ミストサウナなど一通り揃っている。大きいが、日曜日なのでかなり混んでいた。
ここの泉質は関東平野では大変珍しい、塩分のないアルカリ性単純泉らしい。ナトリウムイオンと炭酸水素イオンが主成分だそうだ。同種の泉質は、日本三美人の湯のひとつ、
島根県の湯の川温泉だというから、それはなかなかのものかも。
入っているときはにゅるにゅる感が凄いが(テルメゾーンより温泉大浴場の方がより、感じられます)、出た後のすべすべ感はそれほど感じられない。場所や施設の規模からいって、
せっせと循環しているから(底の吸入口に体を吸い込まれないようにご注意下さいの張り紙有り 笑)、効果が落ちているのかもしれない。
色がまた、なかなか濃い茶色。テルメゾーンなど、のぞき込むとコーヒー色。しかし一応底は目視できる。匂いや味は特になし。
ミストサウナはミントの香りだったらしいが、ほとんど香りは感じられず。二歳の次女を連れて入ってみたが、嫌がるかと思った彼女は何故かミストサウナがたいそう気に入り、 何度も入ると言って聞かなかった。
子供達をプールで遊ばせることを目的に、手軽に温泉も楽しめるという点ではとても良い。料金は高いかと思ったが、これだけ遊べるなら安いかも。タオルや館内着も貸してくれる。
2003年8月のコメント
お盆のシーズンに久しぶりに行ってみた。前日、私のサイトのこの頁のアクセスが400近かったので、さぞや混んでいるだろうなと予測したが、まったく予想通りだった。
駐車場は広いのだが、ほとんど満車。館内も大混雑。プールゾーンなど、「園児の皆さん、ようこそ」みたいな幕が下がっていて、その通り、幼稚園児を中心に家族連ればっかり。
お湯は、お風呂ゾーンの吸い込みがなくなっており、以前よりにゅるにゅる感が弱くなった気がする。循環せず加水のみにしているのかもしれない。
また、セルフサービスの御食事どころで注文したところ、ポテトフライ、ラーメンレベルで30分以上待たなくては出てこない状況だった。それほどひどい混雑なのだ。
でもまあ、この施設、小さい子供を遊ばせるにはうってつけなので嫌いじゃない。来年のお盆にもまた行っちゃうかもしれない。