子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所におむつ替え台あり、貸切風呂あり
子連れ家族のための温泉ポイント
まず冒頭の写真の説明から。シーボルトの湯のスタッフに「この温泉を撮るなら川の対岸の親湯公園から狙うと綺麗よ」って聞いたから。「でね、そこの窓から女性の横顔が見えるとなおいいの」…って、私は一人しかいないんで、被写体と撮影者の二役はムリよ。てか、窓からって小さすぎてなんも見えんわっ。
シーボルトの湯は日本三大美肌の湯(藤田さんが命名したらしい)のひとつ嬉野温泉の日帰り温泉で、大正浪漫のゴシック調の建物が特徴。うーん、建築は詳しくないが、大正浪漫とかゴシックというよりメルヘン調に見える。ドイツとかオーストリアを舞台にした昔話の絵本に出てきそう。
館内も白塗りに、パステルミントの階段や窓枠が洒落ている。1階のベンチはちょっと病院っぽくてイマイチだが。
浴室内も白塗りでやはり大正浪漫風。川に面した窓の上部が開くので、風が通って気持ちいい。
全体的に洋風なのに湯口に白ナマズ様がいるのはなんともいえない。白ナマズ様は嬉野温泉最大のパワースポット「豊玉姫神社」におわす美肌にご利益のある神様のお使いなのじゃ。
お湯の色は無色透明。滑る感触は嬉野温泉にしては弱い気もするが、腕より膝裏などが滑る一風変わったすべすべ湯。
源泉掛け流しではなく(嬉野は少ないんだよ)加水循環のため、においは塩素消毒臭。浴槽は大小二つあるが、温度もどちらも適温とさほど変わらず違いがよくわからない。
シャンプー、ボディーソープ、ドライヤー完備なのはもちろんとして、ヘアキャップ、ヘアゴムがない人は受付に言ってくれと細かいところで親切。
ところでシーボルトの湯は建て替え前は「古湯温泉」と呼ばれていたそうだ。しかし同名の温泉が県内にあったため新しい名前を公募して「シーボルトの湯」に。ドイツ人学者のシーボルトは嬉野の温泉に入って泉質を調べた記録が残っているそうで、一応ゆかりはあるらしい(ミーハーな命名だとは思うが)。