武雄温泉懐石宿扇屋

子連れ家族のための温泉ポイント

武雄温泉懐石宿扇屋体験レポート

GOTOトラベルを使って泊まった最初の宿ではなかろうか。それ故に、普段の我が家ではちょっと高くて泊まらないであろう宿から選んだ。温泉のお湯の良さより何より非日常感。そして大変に満足した。

そんなに大きな宿ではない。でも場所はいいところにある。武雄温泉の象徴である楼門からすぐ。

外観はさほど目立たず、しかし館内は非常に雰囲気がある。全ての客室はデザイン違い。例によってヘビースモーカーの夫のために喫煙室を予約したのだが、この宿の一部の客室は「喫煙」でも「禁煙」でもない「分煙室」なるものがあって、何だろうと思ったら本当に分煙だったので目が真ん丸になった。

これが泊まった客室。和洋折衷のバランスがかっこいい！

廊下からドアを開けて部屋に入ると、そこからまた廊下なのよ。客室の外側2面をぐるりと歩いて中に入るように室内に通路があって、その通路に専用の喫煙スペースがあるわけ。これ、すごくない？他で見たことのない作り。

これ部屋の廊下の途中にある専用喫煙スペース

あとここはお料理が本当に美味しい。美味しいだけじゃなくて見た目が芸術品。宝石箱みたい。食事に関しては記事の方に詳しく書いたのでぜひそちらをご覧あれ。⇒　武雄温泉「懐石宿扇屋」絶品料理を味わうお宿で隠れ家ステイ

夕食はお部屋の洋風のテーブルで

夕食の一品

朝食は英国風ダイニングルームでいただいた。素敵すぎるでしょ！

お風呂はというと、3室あって全て貸切風呂。大浴場的なものはない。空いていれば札を返して自由に入れるが、全部使用中の場合は時々確認して空いた時にお部屋にご連絡しましょうか？と仲居がサービスしてくれるほどに丁重。

館内の廊下、雰囲気あって素敵だけどバリアフリーではない

浴室の名前は「桜」「檜」「杉」と全て樹木の名前。

こちらは階段

最初に入ったのは定員3人の「桜」。貸切で使うには十分な広さ。「桜」だけではないが「扇屋」の浴室アメニティはデタイユ・ラ・メゾンでそれも香りがいいが、置いてある固形石鹸がまたとてもいい香り。

「桜」の貸切風呂

お湯は無色透明で42.4度と適温。源泉は28.2度とかなり低いので、加熱して半掛け流し（いわゆる浴槽内で循環）にしている。

この湯口は「檜」

「桜」は浴槽の端に頭を乗せる木製枕があり、また圧注浴の設備がある。そのせいか「扇屋」の他のお風呂と比べると肌の滑りはよくない。

「杉」の貸切風呂

一方、次に入った「杉」はめちゃくちゃ滑る。いかにも武雄温泉らしいつるつるぶりだ。昼間入った同じ武雄温泉の殿様湯と比較すればにゅるにゅる感が弱いが、それでもよく滑る。

「杉」の湯口

そして浴室の広さはとても広い。定員4人ということで1～2人で使うには広すぎて贅沢と感じるほど。

「檜」の貸切風呂

最後の「檜」は翌朝入った。定員2人ということで、特に脱衣所が狭く感じる。浴槽は2～3人ぐらいで入れそうだが、浴槽自体が浴室にみちみちに詰まっている感じ。しかし樽の湯舟は非常に魅力的。3つの中で一番絵になること間違いなし。

なんにせよ、また泊まりたいね、予算があればだけど。