子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ お湯は適温
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
鉄輪のいで湯坂の上の方にある共同浴場。周辺に溶け込んでいて、うっかりと見落としそうになる。ここは共同浴場としては営業時間が短めで、2ヶ月前に別府に来たときは間に合わなかった。
正確には営業時間が短いわけではなく、一般の観光客が入れるのが夕方までということで、その後は組合員専用のお風呂となる。組合員用のお風呂を昼間だけ開放して頂いているようなものだ。感謝して入らなくては。
料金の支払いも独特で、向かいの「保月」もしくは「まさ食堂」というお店が徴収を代行していて、こちらで入浴料を払い、それを証明する入浴札を受け取る。
もし別府八十八湯のスタンプを集めているならば、浴後に札を返却するときにお店が捺してくれる。
ちょうど札を受け取って入ろうとしたときに、一人旅の観光客らしいアジア人女性がやってきた。入り方がわからなくて迷っている。確かに番台さんはいないし料金箱もない。困っているらしいので身振り手振りで向かいのお店で払うことを教えてあげた。
浴室は脱衣所と一体型。お湯はほぼ無色透明で、はっきりした金気臭が特徴。きしつかない心地よい手触りのお湯で温度は適温。
私たちが入っているとだんだんと混んできて、留学生なのか日本語の上手な外人さんに湯加減を聞かれる。
「ちょうど良いですよ」と答えて、一緒に入ったアジア人女性とうなずき合う。狭い湯船は国際色豊かな感じだった。
最後に札をお店に返しに行ったら、八十八湯のスタンプ帳を見てもうたくさん回ったの?と聞かれた。見ての通り、全然まだまだ足りてないです。
湯上がりはほかほかして肌はつるんとコーティングされたみたい。お昼抜きなのにそれまで空腹を感じていなかったお腹が急にグーッと鳴った。