子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 家族湯なら温度調節は自由
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 家族湯が沢山あるので子連れ向き
子連れ家族のための温泉ポイント
別府の温泉には家族湯が多い。一般的には貸切風呂って呼ばれることの方が多いと思うんだけど、別府では家族湯っていう表現の印象が強い。
貸切の家族湯は小さい子供連れだとすごく助かる。昔から子連れ温泉というテーマで情報をまとめてきた私なんか、いかにも家族風呂に詳しいみたいに思うかもしれないが、実は意外とそうでもない。なんでかって言うと、子連れで温泉に行くのに慣れちゃうと、あえて家族風呂に入れる必要性が感じられなくなるというか、家族風呂の貸切料金を払うくらいなら、2倍、3倍いろんな温泉を巡っちゃえと思う貧乏性だったので。
いや、そんな話をしているわけではない。別府だ。別府の家族湯の話だ
今はもううちの娘たちは小さい子供ではないし、そもそも今回の別府には夫婦二人で来てるし。
どうしても家族湯に入りたいというわけで桜湯に来たわけではなく、来たらたまたま男女別の大浴場の女湯がメンテナンスのためお休み時間だったというだけ。
桜湯は別府の堀田温泉エリアに建つ立ち寄り専門の温泉施設だ。特徴は家族湯。男女別の大浴場もあるにはあるが、それとは別にバリアフリー風呂も含め20室も家族湯があるのだ。なかなか豪勢ではないか。
桜湯の家族湯にはそれぞれ桜の名前が付いていて、まずは受付で希望の部屋を選ぶ。料金は2,000円、2,500円、3,000円の三種類。貸切時間は1時間だ。
どれを選んで良いかまったく検討もつかなかったので受付の人に相談すると、2人ならちょっと狭いが2,000円の部屋を選ぶ人が多いと。じゃあ人気の部屋やオススメの部屋はと聞くと、やはり木の浴槽が人気ですとのこと。
それで結局2,500円の15番「霞桜」を選んだ。
するとコインを渡され、これを浴室のコイン箱に投入すると40分間お湯が出ると説明される。ふむ。
桜湯の施設全体の雰囲気はとても良い。「霞桜」の部屋に入ると最初は浴槽は空っぽで、コインを投入すると湯口からお湯が勢いよく出始め、5分ほどでいっぱいになった。すごい…あっという間のことで驚きだ。お湯がたっぷり無いとできんわ。
なお、お湯はちょっと熱すぎ。浴槽がいっぱいになってから少し加水したが、加水しすぎると40分経過した後にぬるくなりすぎるらしい。
ここのお湯の雰囲気は昨日回った浜脇温泉に似ている(浜脇には堀田から引いているお湯もある)。昆布飴のようなにおいにするすると滑る肌触りが強い。お湯の中では少しひっかかるきしつきもあるが、ぬれたままこすると化粧水みたいになめらかに滑る。
乾きかけは少しぺとつき、完全に乾くとつるつるする。
個室なんでもうのんびり入らせてもらった。夫が上がってもまだ一人で入っちゃう。長湯しすぎたせいか、肌は塩分で少しちりちりした。温まり方は温度の割にそれほどでも。