子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 温度は比較的ぬるめ、濁り湯で深さが判りにくいので注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★ ベビーベッドは無いが代わりに使えるベンチあり、家族湯あり
子連れ家族のための温泉ポイント
いきなりぽつんと現れる堀田温泉郷 夢幻の里春夏秋冬。お洒落な日帰り温泉だと思う。でもなんだかこう、別府の中では異色の施設に感じる。我が道を行くというような…。
お風呂は男女別の露天風呂と貸切風呂が三つ。全てカランもシャワーも何も無い本当に露天風呂のみ。ただしシャンプーとボディーソープのボトルは置いてある。湯船の湯を汲んで洗う分にはOKってこと。
お風呂は受付棟とは川を挟んだ対岸。渡るための橋が―吊り橋じゃないんだけど揺れそうでちょっと怖い。
周辺に蒸気が上がっていて、お湯は綺麗な白濁湯。灰色っぽいが光が当たると少し青みがかる。頭上の木々の葉の色が写り込んでいるのか。青もみじが綺麗だ。仙郷の心地。
白い湯の花も少しあるが、そのまま沈んでゆっくり消えるような乳状の濁り。わりと温度はぬるめで、湯口の近くは少し熱いが全般的にはのんびり入っていられる湯加減。
どうにも軽いお湯でこの特徴は蒸気で噴出する造成泉だろうか。きしつきあり。お湯の表面からはマッチ臭がして、湯口のあたりではゆで卵臭も。味は粉っぽく苦みがある。
湯上がりはあまり温まった気がせず爽やか。すこし経って後からホワッとくる感じ。
湯上がりに休憩室で涼んでいると、施設のご主人なのかお兄さんが出てきて蒸し卵を下さった。このあと休業に入るということで、サービスしてくれたのだった。夢幻の里春夏秋冬は不定休。悪天候時も営業を休む。
2時間温泉で蒸したというゆで卵は、殻をむいても白身の中までしっかりオレンジ色。スモーキーで独特の味と香りだった。