子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
別府温泉郷の共同浴場の中でも一番好きな佇まいかもしれない。町中にあるレトロ、大正13年当時の空気感と洒落た雰囲気、使い込んだ共同浴場らしさ、雑然とした脱衣所など、歴史と日々の暮らしの調和具合がとても良い。
まず外観!町中にふいに現れる庶民的かつ大正ロマンなデザイン。
ミントグリーンの壁がまためっちゃいい。最高。
受付で入浴料を払って脱衣所から浴室に移動するアプローチも好き。浴槽が見えてくるまでの一歩一歩がわくわくする。ちなみに女湯の方が広いらしい。
壁には何故か群馬県の草津温泉万代鉱源泉の分析書が貼られている。ちゃんとした寿温泉の分析書も別途貼られているけど。
お湯の温度は常時43度というが、実際にお湯を出して計ったら42.8度。素晴らしい。熱めだけどこのまんま普通に入れる。
浴槽内が鉄分で黒く染まっているので、お湯も鈍い色に見えるがたぶんほぼ透明。
甘いにおいにわずかに鉄のようなにおい。レバーをひねってお湯を出すと、アワと一緒に源泉が出てくる。でもひねる方向が図と逆なんだが、なんで?
決して熱すぎるわけではないが、よく温まる。それも上がった瞬間は爽やかで、一呼吸置いてから体が実は熱かったと気づくのかどっと汗が出てくる。
私が女湯で上がったタイミングで男湯には他のお客さんが来たらしい。壁越しにざばざばとお湯を掛ける音が聞こえた後、「ふうっ」といういかにも気持ちよさそうなため息が流れてきた。